最近では、人材業界において求人サイトを用いて求職者と企業や求人をマッチングするということは当たり前になってきています。
そんな中で求人サイトを開発・運用し、新規事業としてマッチングビジネスに参入したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、
・求人サイトとは?
・求人サイトを構築するメリット
・求人サイトを構築する方法
・求人サイトの構築にかかる費用
について順番に解説していきます。
これから求人サイトを構築する予定の人には役立つ記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
求人サイトとは?
求人サイトの特徴
求人サイトでは求職者自身で掲載されている求人を比較や検討、応募をすることができます。
求職者側は、求人サイトに登録することで採用担当者と直接連絡がとれたり、転職エージェントとスムーズなやり取りが行えたりなど就職・転職活動に役立てることができます。
また、応募状況や面接の進行度合いなどステータスを把握できる点も特徴として挙げられます。
求人サイトの収益構造
では求人サイトを運営することでどのように収益を生み出すことができるのでしょうか。
求人サイトの収益源としては主に下記3つがあげられます。
収入源 | 収益が生まれる流れ |
---|---|
マッチング成立時の手数料収入 | マッチングを成立させることで、求人を募集している企業側から収益を得ることができます。 |
ポイント販売による収入 | マッチングアプリなどでは利用制限が設けられています。 そのため、ユーザーはサイト内で課金することで制限された機能を使うことができます。 |
広告掲載による収入 | 流入数が多い場合は、サイト内に広告を設置し広告収入を得ることができます。 また特定の求人を目立つ場所に配置するなど、サイト内でのサービス利用で収入を得ることも可能です。 |
上記のように収益を生み出す流れはいくつか存在するため、どこからマネタイズするかは事前に計画を立てておくとよいでしょう。
求人サイトを構築するメリット
需要が高い
2022年度下半期の現在では、ますます求人数が増加するとされており、転職市場は活発化することが予想されます。
また、パーソルキャリアによると2022年度は下記業界・業種で求人数が増えるとされています。
- IT・通信(ITエンジニア)
- 電気・機械
- 建築・土木
- 金融
- メディカル(医療業界)
- 営業
- 人事
- 経理
- 法務
- 企画・マーケティング
- 販売・サービス
- クリエイティブ
- 化学・素材
特にIT化・DX推進を担う人材の求人が増えており、IT・Web業界以外の業界でもニーズは高まっています。
また、このIT化・DX推進を背景として、求人数の増加はコロナウィルス収束後も続くとされています。
参考:転職市場予測2022下半期【doda編集長とキャリアアドバイザーが動向を解説】
利益率が高い
求人サイトを構築するメリットとして得られる利益が高いことが挙げられます。
求人サイトを活用したビジネスモデルは、主に「仲介による手数料」が収益源であるため商品を仕入れる原価が必要ありません。
一度求人サイトを開発し、うまく活用することができれば得られる収益は大きいと言えるでしょう。
求人サイトを構築する方法
下記より求人サイトを構築する方法について3つ紹介します。
パッケージ開発を行う
まず初めに「パッケージ開発」です。
パッケージ開発はすでに開発された機能を組み合わせてシステムを開発する手法です。
機能を組み合わせるだけで開発できるため、開発期間が短く、コストが安く抑えられるといった点がメリットとして挙げられます。
一方でデメリットとしては、デザインなどオリジナル性を出しにくいといったことが挙げられますが、いくつかテンプレートが用意されている場合もあります。
スクラッチ開発を行う
次に「スクラッチ開発」です。
スクラッチ開発では0からシステム開発を行います。
要件定義から設計、実装、テストといった細かい開発工程が必要となるため、開発には期間を要します。
メリットとしてはデザインから機能に至るまでオリジナル性を出しやすいといった点です。
一方でデメリットとしては、前述した通り期間を要する点と開発コストがかかる点が挙げられます。
CMSを活用し、開発する
最後にCMSを用いた開発方法をご紹介します。
CMSは代表的なもので「WordPress」が挙げられますが、こういった無料のCMSを活用することでほとんどコストをかけずに求人サイトを開発することができます。
ただし注意点として、CMSを活用する場合はHTML、CSS、JavaScriptのようなフロントエンドに関する言語やPHP、Javaのようなバックエンドに関わる知識に精通している必要があります。
そのため初めてシステムを開発する場合は、「パッケージ開発」や「スクラッチ開発」など外部に求人サイトの開発を依頼することをおすすめします。
求人サイトの作成は無料でできるのか?
「企業」と「求職者」をマッチングするような求人サイトを無料で作成するにはCMSなどのオープンソースを用いて自身で開発する必要があります。
単純に自社の求人だけを載せる求人サイトであればエン・ジャパン株式会社が提供している「engage」やリクルート株式会社が提供する「Airワーク 採用管理(旧:ジョブオプLite)」などのサービスを利用することで無料の求人サイトを作成することができます。
ただし、早く作成ができる反面ページ数が1枚だけなど限定された採用サイトとなる点には注意が必要です。
求人サイトの構築にかかる費用
求人サイトを構築するためにかかる費用は開発手法により異なります。
一般的にはスクラッチ開発が最も工数がかかることから費用が最も高く、最低でも400万円が相場と言われており、場合によっては1000万円を超えるケースも見受けられます。
パッケージ開発の場合は、事前に機能が開発されていることから工数が少なくスクラッチ開発と比較すると大幅にコストを抑えることができます。
費用としては数十万円から対応可能な場合も見受けられます。
「WordPress」のようなオープンソースのCMSを利用し開発する場合は、ほとんどコストをかけずに開発することが可能です。
サイトを立ち上げるためにはサーバーが必要なため、サーバー維持費はかかりますが年間でも数万円程度で抑えることができるでしょう。
ただし前述の通り、開発が必要となるためプログラミングの知識やスキルが必要です。
短時間かつ低コストで求人サイトを開発するには
求人サイトを短期間で、かつ低コストで開発したい場合には「パッケージ開発」がおすすめです。
求人サイトへ集客をするためにはSEO対策が重要ですが、施策の特性上成果が出るまでに半年から1年程度の期間を要します。
そのため求人サイトを用いて、いち早く事業で成果を出すためにも「パッケージ開発」を採用することをおすすめします。
まとめ
本記事では、求人サイトの構築方法から収益構造まで幅広く紹介しました。
前述の通り、求人サイトでいち早くビジネスを軌道に乗せるためには、できる限り早期に求人サイトを開発し、SEO対策を行うことで集客基盤を作ることが重要です。
短期間で、かつ低コストでマッチングサイトを開発するには「パッケージ開発」がおすすめであることをお伝えしましたが、どのパッケージ開発サービスを選ぶかも事業成功に向けて重要なポイントです。
パッケージ開発サービスを選ぶポイントとしては、過去にそのパッケージ開発サービスで求人サイトを開発した実績があるかどうかです。
過去に求人サイトを開発した経験があれば、その過程で必要な機能をすでに開発していたり、ノウハウを保有していたりするので、安心して依頼することができます。
弊社では「マッチングクラウド」というパッケージ開発のサービスを提供しています。
マッチングサイト専門のパッケージ開発サービスのため、マッチングサイトに関するノウハウや実績を多数保有しており、必要な機能も全て網羅しています。
求人サイトの開発を検討している方はぜひ一度お問い合わせください。