近年、終身雇用の崩壊と副業の解禁が世の中の大きなトレンドになっています。
そんな中、副業としてチャレンジしたり、独立してフリーランスにチャレンジしたりする人が行なっていることが多いのが、「スモールビジネス」です。
スモールビジネスとは、文字通り小さいビジネス、事業のことを指しますが、その内容は多岐にわたります。
今回は、スモールビジネスで起業をしたいと考えている方向けに、スモールビジネスの概要やスモールビジネスを生み出すポイントを紹介します。
目次
スモールビジネスとは?
まずは、スモールビジネスについて詳細を解説します。
そもそもスモールビジネスとは?
スモールビジネスとは、文字通り小さい規模で行うビジネス、事業のことを指します。
規模とは、金額の規模や人数の規模です。
つまり、1人から数人で回すことができ、かつ個人の貯金や金融資産で十分に初期投資ができる範囲の事業をスモールビジネスと呼びます。
個人のスキルで案件を獲得するコンサルタント、ECサイトで仕入れた商品を販売する物販、ブログやSNSを活用したアフィリエイトなどがスモールビジネスに該当します。
一方、ベンチャーやスタートアップも同様にビジネスを行なっていますが、これらはより革新的で市場を席巻する可能性がある規模の大きいビジネスを展開することが多く、スモールビジネスとは性質が異なります。
かつ金銭的な面でも、ベンチャーやスタートアップは上場をするまで出資や借入を重ね、赤字を大きく作ったあとに一気に黒字転換するようなモデルが多いです。
スモールビジネスがローリスク・ローリターンの事業モデルだとしたら、ベンチャーやスタートアップはハイリスク・ハイリターンの事業モデルであるといえます。
スモールビジネスは稼ぐことができるのか?
上記で述べた通り、スモールビジネスは一般的にはローリスク・ローリターンのビジネスモデルです。
とはいえ、あくまで成功したベンチャーやスタートアップの売上・利益の規模と比べるとローリターンであるというだけで、個人の収入としては十分な額のリターンを狙うことができます。
アフィリエイトなどのスモールビジネスでは、成功した人は月収100万円以上を稼ぐことも可能です。
スモールビジネスで利益を生み出すためには、自分の得意なこと、好きなことをうまくビジネスアイディアに繋げることが非常に重要です。
スモールビジネスを行うメリット
ここで、改めてスモールビジネスを行うメリットをまとめると以下の通りです。
少額の資金で起業ができる
スモールビジネスでは、基本的に元手となる資金を極めて少なく抑えることが可能です。
例えばアフィリエイトであれば月額のサーバー代だけでビジネスを始めることができます。
また、コンサルタントなどの受託サービスであれば、そもそも初期投資がほぼ必要ありません。
スモールビジネスは、一般的な「起業」のイメージと異なり、少額の資金でリスクを抑えてスタートができるのが大きなポイントです。
自由に働くことができる
スモールビジネスで安定した収入を得ることができると、会社員よりも自由な働き方ができるようになります。
例えばアフィリエイトやSNSでのコンテンツビジネスでは、一度仕組みを構築すると半分不労所得のような形で収入を得られるようになることも多く、ほぼ働かずに自由に暮らせるようになる人もいます。
また、コンサルティングなど労働集約型のビジネスであっても、会社員と異なり取引先を選べるなどのメリットもあるため働き方の自由度が高いです。
やりがいを感じやすい
会社員として仕事をする場合、多くは分業化されており、自分の仕事が会社としての事業全体に及ぼす影響については実感しにくいのが現状です。
また、たとえ会社全体にインパクトを与える大きな仕事ができたとしても、成果に比例して給料が増えるかどうかは分かりません。
一方で、スモールビジネスであればビジネスの成長を肌で感じやすく、また成長させることができた分だけすぐに収益に跳ね返ってくるため、やりがいを感じやすいというメリットがあります。
スモールビジネスのアイデアやネタを生み出す3つのポイント
続いて、スモールビジネスのアイデアやネタを生み出す3つのポイントを紹介します。
Webを活用する
一つ目のポイントは、webを活用したビジネスをすることです。
webを活用することで、コストをかけずに一気に多数の人に広がるようなビジネスを作り上げることができる可能性が広がります。
例えばSNSをビジネスに活用すれば、アイデア次第で、無料で多くのユーザーに自身のビジネスについて知ってもらうことができます。
在庫を持たないビジネスを選ぶ
スモールビジネスを行う際のポイントは、できる限り初期投資を少なくし、リスクを抑えることです。
そういった観点では、在庫を保有、管理する必要のあるビジネスよりも、在庫を持たないビジネスの方が有利です。
なぜなら、在庫が必要なビジネスを起業し、その後うまくいかないと在庫を仕入れた分金銭的損失が大きくなってしまうからです。
ニッチなビジネスを狙う
スモールビジネスを実施する上では、ニッチな領域を狙うのがおすすめです。
なぜなら、ニッチな領域は大企業が参入する可能性が低いため、せっかく展開したビジネスのシェアを大企業に奪われるリスクが小さくなるからです。
特に、自身の専門領域や、趣味で詳しい領域などをうまくビジネスに結び付けられるとよいでしょう。
田舎で起業するのにおすすめのスモールビジネスとは?
特に、田舎で起業する場合には、集客がしやすいWebを活用したビジネスがおすすめです。
Webを活用したビジネスには、以下のようなものがあります。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、自身のブログやSNSなどで商品を紹介することで、その後実際に商品が売れた場合に手数料をもらうビジネスのことを指します。
特にアクセスが定常的に発生するようなブログ、SNSを構築することができれば、半自動的に収益が発生するようになるので、非常に魅力的なスモールビジネスであるといえます。
一方で、検索エンジンのアルゴリズム変更などにより、一気に流入が減るリスクもあるので注意が必要です。
ECサイトの運営
実際にモノを売るビジネスをする際には、ECサイトを運営するのがおすすめです。
ECサイトであればどこからでも購入ができるため、田舎であってもリスクなく商品を販売することができます。
特に最近では、個人でもECに出品できるプラットフォームサービスも多く存在するため、こうしたプラットフォームを利用することでより手軽にビジネスをはじめることができます。
マッチングサイトの運営
マッチングサイトとは、男性と女性、コンサルタントとクライアントなど、ニーズのある組み合わせをマッチングすることを目的としたサイト、プラットフォームのことを指します。
マッチングサイトはあくまでマッチングを担当して手数料を得るビジネスモデルであるため、個人でも運営しやすいのが特徴です。
一方で、マッチングを希望するユーザーを十分に集めないとプラットフォームとして成立しないため、集客の難易度が非常に高いというデメリットがあります。
オンラインでのコンサルティングサービス
オンラインの知見交流プラットフォームなどを活用して、自身の知識、経験を元にコンサルティングを行うのもよいでしょう。
アフィリエイトはサーバー代、ECサイトであれば在庫、マッチングサイトの運営であればサイト制作など、スモールビジネスであっても初期費用が多少はかかることが多いですが、オンラインでのコンサルティングサービスは、初期費用が全くいらないというのがメリットです。
デジタルコンテンツの販売
オンラインの書籍や、ノウハウを記したメモなどを有料で販売するのもスモールビジネスの一つです。
コンサルティングサービス同様、コンテンツがあれば初期費用不要ではじめられるのがメリットです。
一方で、時間をかけてコンテンツを制作したとしても、販売ターゲットのニーズにそぐわなければ、全く売れずに無駄になってしまうというリスクもあります。
ユニークなスモールビジネスの成功例とは?海外の事例を紹介!
上記にあげたもの以外にも、ユニークなスモールビジネスのサービスは多く存在します。
ここでは、海外のスモールサービスの事例を紹介します。
シャトルバスを活用した広告ビジネス
「The Free Ride」は、アメリカで無料のシャトルバスを提供するサービスです。
無料で顧客を乗せる代わりに、航空会社などから広告を募り車体に広告を掲載することでマネタイズしています。
オンラインの料理教室
料理教室といえば、実際に広いキッチンに人を集めて、先生がお手本を見せながら料理を学んでいく形態が一般的です。
しかし、直近では海外を中心にオンラインで料理教室を開業する事例が増えてきています。
二日酔いのサポート
特にユニークなスモールビジネスが、二日酔いをサポートするというものです。
コロラド州の大学生が始めたこのビジネスでは、二日酔いに苦しんでいる顧客の家に出向き、スポーツドリンクの提供や家の掃除などを行います。
一瞬馬鹿げているようにも思えますが、フォーブズ誌にも取り上げられている立派なスモールビジネスです。
サイト開発の初期費用を抑えるには?
これまで紹介したように、スモールビジネスの形は様々です。
しかし、インターネットが発達した現代では、どのようなスモールビジネスであれ、ウェブサイトを構築することは必須要件になるでしょう。
しかし、いちからウェブサイトを構築しようとすると、金銭的にも、技術的にもハードルが高く感じる人が多いのではないでしょうか。
そういった場合では、開発された既存の機能を組み合わせるだけで開発ができるパッケージ開発がおすすめです。
パッケージ開発を活用することで、工数や費用を抑えて開発を行うことができます。
まとめ
スモールビジネスを上手に成長させるには、基盤となるウェブサイトが不可欠です。
特にマッチングサービスを始める場合には、マッチングの機能に特化したマッチングサイトを開発する必要があります。
マッチングクラウドであれば、マッチングサイトに特化した機能をパッケージ開発することができ、工数、費用を抑えることができるので非常におすすめです。
パッケージ開発を活用してスモールビジネスを始めたいと考えている方は、ぜひ一度お問い合わせください。