ビジネスモデルの一つ『仲介業』には似た言葉があります。
本記事では、仲介業のビジネスモデルとは何なのか、仲介業ビジネスとは言い換えると何になるのか、について詳しく紹介します。
また仲介業で効率よく利益化するための方法についてもお伝えしますので、これから起業を考えている方は必見です。
目次
仲介業と似た言葉との違い
仲介業とは何か?
仲介業とは一般的にビジネス上で間に入り、相談から契約までのサポートを行うビジネスモデルです。
仲介業の代表的な仕事としては不動産業者が行う「不動産仲介」や企業売買を行う「M&A」があります。
この他にも金融機関が行う金融仲介も仲介業にあたります。
この他にも「斡旋」や「紹介」という言葉がありますがビジネス上で間を取り持つ「仲介」がこの中では責任が最も重いです。
一般的にはビジネス上で間を取り持つことにおいて「仲介」の責任がもっとも重く、次に「斡旋」、「紹介」といった順番となっています。
斡旋との違い
「仲介」と「斡旋」の違いについて説明します。
「斡旋」の定義としては双方の間に入って関係を上手く取り持つことです。
斡旋業務としてはハロワークや職業紹介が行っているもので求人側と求職者の間に入って仲立ちする仕事になります。
「仲介」の定義としては間に入るだけでなく、問題解決や契約締結まで行うというはっきりとした目的があり、その実現のための専門的な知識があり代理人として活動できることが求められます。
紹介との違い
「紹介」の定義としては人との間に入って引き合わせることです。
あくまでも引き合わせることが目的のため、結果につなげるまでの責任はありません。
一方で、「仲介」では契約を締結するといった結果につなげるまでの責任が発生します。
仲介業のビジネスモデルはどういったものか?
仲介業はどういったビジネスモデルか
仲介業とは買い手と売り手の間に入り、契約まで取り持ち成約することで手数料をもらうビジネスモデルです。
今では多くの仲介業が存在しており、多くのビジネスチャンスがあります。
1回のマッチング成約での売り上げが大きい
仲介業は成果報酬型のため、継続的に利益を得るのは難しいビジネスモデルです。
しかしながら、1回のマッチング成約での売り上げは非常に大きく、一度の成約でで大きな収益が見込めます。
例えば、求職者と企業を繋げる人材紹介では理論年収の30%ほどと言われており、理論年収が350万の人材の採用が成立した場合は105万が手数料になります。
また企業売買を行うM&Aの費用の5%ほどですが、この他にも相談料、着手金、デューデリジェンス費用など別で収益をあげることができます。
仕入れがないので利益率が高い
仲介業は売り手と買い手を繋げて成約までサポートする業務がメインとなります。
そのため仕入れが必要なく、商品を販売するための原価が必要ないためマッチングが成立したときの利益率が高くなっています。
例えば、M&Aを一例として挙げると起業を売りたい人とと企業を買いたい人をつなげることができれば収益を上げることができるので仕入れが必要はありません。
不動産仲介業の一部の中には、アピール材料として自社物件を取り扱っているところもありますが、基本的に買い手と売り手を繋ぐ仲介業として業務をしている企業が多いです。
仲介業のビジネスにはどういったものがあるのか
M&A仲介
M&A仲介はアドバイザーが譲受企業と譲渡企業の間に入って売買を成功に導くためのサポートを行います。
M&Aを成功させるためには企業の選定から税務処理など幅広い専門知識が必要になります。
なぜなら、売りたい企業と買いたい企業がマッチングした時に、双方の利害関係を調整し、売買に向けて調整をしなければいけないためです。
そういったことからM&Aを成功させるためには、専門家であるアドバイザーの協力が必要不可欠といえるでしょう。
人材仲介
人材仲介とは求職者と企業の間を取り持ち、採用までつなげる業務のことを指します。
業務内容としては企業に対してスキルや性格の観点からどういった人材を求めているのかをヒアリングし必要とする人材を把握します。
一方で求職者に対してはどんな経歴や資格を持っているのかヒアリングし、どういったキャリアを描いているかを把握します。
そうすることで双方にミスマッチのないように調整し、採用まで繋げていきます。
人材仲介には業界を絞らず幅広い求人を取り扱う人材会社もあれば、ITや保育といった特定の業界に絞っている人材会社もあります。
業界を絞っていない人材会社の場合でも、それぞれのアドバイザーに得意な業界や分野があり、履歴書の書き方や面接対策だけでなく今後のキャリアなど広い視点からアドバイスをしてくれます。
それぞれのアドバイザーはその業界に関する深い知識を持っており、業界出身者や有資格者の方が担当している場合も多々見受けられます。
そのように、その業界に関して理解が深いアドバイザーは求職者と企業の双方から重宝されるので、有利に仕事を進めることができます。
不動産仲介
不動産仲介とは不動産を売るときや貸すときにそれぞれの仲介役として契約の成立に向けて業務を行います。
不動産売買においては双方に不利益がでないように書類を作成したり、住宅ローンのために銀行と話をしたりと業務内容は多岐に渡ります。
また、サポート中にトラブルが発生した際の解決役として活動することもあります。
賃貸の場合は契約後にオーナーと借主でトラブルがあった際の仲介役としての役目もあり、契約終了後のサポートも行っていることが多いです。
マッチングサイトで仲介ビジネスを効率化
仲介ビジネスの効率化にはマッチングサイトが活用されている
今までは仲介ビジネスにおいて、対面で接点を作る必要がありました。
例えば、不動産仲介を一例に挙げると物件を探す人は不動産会社に毎回出向く必要がありましたし、物件を貸したい企業も毎回不動産会社に問い合わせる必要がありました。
しかしながら、マッチングサイトが登場したことでお互いが効率よく希望の条件のものを見つけることができるようになったのです。
そういったように仲介ビジネスを効率化することができるため、マッチングサイトを活用している企業が多くなってきています。
その他にも、企業側の観点からみてもマッチングサイトを活用することで新規顧客を獲得しやすいことがわかります。
例えば、不動産の仲介業の宣伝としてチラシを配布したり、個人宅に営業を行ってもそもそもユーザーにその気がなければ顧客にはなりません。
しかし、マッチングサイトを構築すれば「不動産を買いたい」や「家を借りたい」など興味を持っている方から問い合わせやアプローチがあるため、利益を上げるまでのプロセスが短くなり効率化に繋がります。
そのため今では多くの企業がマッチングサイトを活用し、仲介ビジネスを行っているのです。
マッチングサイトを活用した仲介ビジネスの事例
COCOURI
出典:COCOURI
COCOURIは不動産を売りたい人が直接物件を掲載し、買いたい人は売りたい人に直接問い合わせができるマッチングサービスです。
従来の不動産売買と違い、直接やり取りができるため、売主は市場価格に囚われることなく価格設定ができます。
また、買主は市場にある不動産を自分の目で確認することができるため他の売手の動向を把握することができます。
不動産業では初の足跡機能があり、売主はタイムリーに掲載物件の関心度を知ることができます。
ビズリーチ・サクシード
出典:ビズリーチ・サクシード
ビズリーチ・サクシードは転職サイト「ビズリーチ」を展開している株式会社ビズリーチが運営しているプラットフォームです。
ビズリーチ・サクシードの買い手は厳選して選ばれており、本気で事業継承したい経営者のみからアプローチされる点が特徴になります。
また、成果報酬型のため成約するまで費用がかからないことが特徴のプラットフォームです。
【ASPサービスがおすすめ】手間なくマッチングサイトを開発
マッチングサイトを活用しビジネスを考えているならASPサービスがおすすめです。
ASPサービスとは、クラウド上に会員登録機能やログイン機能などマッチングサイトに必要な機能が構築されており、ユーザに提供されるソフトウェアのことを指します。
ある程度標準化されているため、1から開発するよりも手間がかからず素早く運用ができます。
またサイトをリニューアルし機能を増やしたい場合でも、ASPサービスであれば簡単に導入ができ、新しい機能を早期にリリースすることが可能です。
そういったことから、ユーザーの声に応えやすく求められている機能を備えたユーザビリティが高いサイトを作ることができます。
まとめ
仲介業をビジネスにおいて言い換えるとどのような定義になるのかについて似た言葉と比較しながら紹介しました。
もし仲介業として起業するならビジネスを効率化することができるマッチングサイトは必須といっても過言ではありません。
中でもオリジナルのマッチングサイトを開発するには当社の「マッチングクラウド」がおすすめです。
なぜならデザインパターンは豊富なラインナップからお選びいただけることに加え、ASPサービスのためマッチングサイトに必要な機能を網羅しているためです。
また運用後の機能追加にかかる費用も0円とコストを抑えることができます。
これから仲介業で起業する際は当社のマッチングクラウドを参考にしてください。