「ネットの広告ってちょっとウザい…」
そう思ったことはないでしょうか?
サイトを開いたら広告のポップアップが出て来たり、文章の途中に広告が挟まっていて見にくかったり、ネットの広告にはあまりいいイメージがありません。
そこで近年注目されているのが「インフルエンサーマーケティング」です。
インフルエンサーとは、主にSNSで多くのフォロワーがいて、ネット上で大きな発信力を持つ人のことを指します。
このインフルエンサーに企業の商品を消費者と同じ目線で発信することによって、
- 嫌悪感のない広告の発信
- 商品の認知度拡大
- ブランドイメージの向上
を狙うのがインフルエンサーマーケティングです。
近年ではその注目度は増しており、インフルエンサーマーケティングの市場は今後5年のうちに10~20倍まで増加する、と予測されています。
この記事ではそんなインフルエンサーにPRを依頼できる国内外の主要なマッチングサイト、カテゴリ別に18サイトご紹介します。
これらのサイトを使用し、あなたのインフルエンサーマーケティングの手助けとなれば幸いです
目次
- 1. インフルエンサーマッチングサイトをおすすめするのはこんな場合
- 2. インフルエンサーにPRを依頼する方法
- 3. インフルエンサーマッチングサービス18選
- 3-1. インフルエンサーの紹介だけに留まらないトータル戦略の相談なら「BitStar」
- 3-2. 低価格で多くの人にPRしたいなら「SPIRIT」
- 3-3. AIを使ったインフルエンサーマーケティングなら「SPRAY」
- 3-4. フェイクアカウントなどを予防したいなら「LMND(レモネード)」
- 3-5. マイクロインフルエンサーを使ったPRなら「TELLER」
- 3-6. マイクロインフルエンサーを公募するなら「dary」
- 3-7. モデルを使ったPRなら「CLOUD CASTING」
- 3-8. データを元に選定から分析をしたいなら「iCON Suite」
- 3-9. 低価格で企画からキャスティングまで実現したいなら「Find Model」
- 3-10. 女性のInstgramへのPRに特化するなら「Lollypop」
- 3-11. 10~20代へのPRなら「SPRIT TEENS」
- 3-12. 大学生へのPRなら「P-conne」
- 3-13. ミレニアルズ世代の女性へのPRなら「3MINUTE」
- 3-14. 既存のファンからPRにつなげる「brandtouch」
- 3-15. 成果型報酬のPRなら「door」
- 3-16. 動画を使ったPRなら「SWIM」
- 3-17. 海外へのPRなら「Gantale」
- 3-18. アジアへのPRなら「withfluence」
- 4. 成果を出すインフルエンサーの選び方
- 5. インフルエンサーに依頼する上での注意点
- まとめ
1. インフルエンサーマッチングサイトをおすすめするのはこんな場合
インフルエンサーマッチングサイトを使えば、インフルエンサーを通じて安価でより多くの人に商品をPRすることが可能です。
これらのマッチングサイトをおすすめするのは次のような場合です。
1-1. 商品の認知度の向上させたい
インフルエンサーにPRを依頼したい最も多い理由がこちらです。
多くのフォロワーをインフルエンサーにPRを依頼することで一気に数万〜数百万の人にPRすることが可能です。
よくインフルエンサーマーケティングの例と出されるのがYouTuberのヒカキン氏の例です。
こちらの動画をあなたはご存知でしょうか?
引用:YouTube – のび太のコスプレでドラえもんに会ってみた
映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記とヒカキン氏がタイアップした動画です。
小学生の視聴者の多いヒカキン氏にとってドラえもん映画のPRの反響は大きく、動画の再生回数が1,000万回以上を記録しています。
このようなインフルエンサーの視聴者にマッチした商品をPRすることで、より多くの人に商品の認知を拡大させることができるのです。
1-2. ブランドイメージを向上させたい
インフルエンサーを通じてPRしたい商品のブランドイメージを向上させることが可能です。
例えば、普段からハイセンスなファッションやインテリアを紹介する女性インスタグラマーがいたとします。
そんな彼女がある商品の使用感を写真付きでおすすめしてたらどう思うでしょうか?
商品の中身が分からなくても、なんだかハイセンスな商品のような気がますよね。
商品は誰がPRするかによって商品に持つイメージが大きく変わります。
商品のブランドイメージを向上させたい場合もインフルエンサーを活用することも効果的です。
1-3. 広告を低価格で発信したい
インフルエンサーマーケティングはAdwords広告やFacebook広告などの広告費用と比べても、低価格で大きくの人の目に止めることが可能です。
フォロワー数が1万人のインフルエンサーの依頼相場としては、1回4万円ぐらいが相場でしょう。
4万円で1万人のユーザーに目に止めることができるため、低価格で商品をPRすることが可能です。
1-4. 嫌悪感なく商品をPRしたい
広告を嫌う人は少なくありません。インフルエンサーマーケティングではそんな方にも効果的にPRすることが可能です。
広告に対する嫌悪感の原因は何でしょうか?
それは「必要ないものを押し売りされそう」というイメージから来ています。
誰だって必要ないものを買いたくはありません。
これがインフルエンサーによるPRだと「私のおすすめ!」という発信の仕方をするため、押売りされそうなイメージがなくなります。
インフルエンサーマーケティングにより嫌悪感のないPRが可能になるのです。
2. インフルエンサーにPRを依頼する方法
インフルエンサーマーケティングをしたくてもどこで依頼すればいいか分からない。
そんな方も多いのではないでしょうか?
インフルエンサーにPRを依頼する代表的な方法は次の通りです。
2-1. インフルエンサーのマッチングサイトで依頼する
一番容易に依頼する方法はマッチングサイト経由で依頼することです。
インフルエンサーとして活動している人は国内だけでも4万人以上の人がいます。
それらの人の中から効率的に依頼するインフルエンサーを探すにはマッチングを活用していくのが効率的です。
1-2. インフルエンサーに直接依頼する
知り合いに多くのフォロワーを抱えている人がいる、そんな場合は直接PRの依頼をしてみるのも1つの手段です。
その場合、PRの効果を検証することは難しいですが、相場よりも低い価格で対応してくれることもあるかもしれません。
2-1. 代理店に依頼する
インフルエンサー活用したPRの代理店業務をしている企業が存在するので、それらの企業にPRを依頼してみるのもよいでしょう。
インフルエンサーマーケティングを専門にしているところだと、PRのプランニングからインフルエンサーの選定までトータルで企画してくれるサービスもあるため、コストをかけられるのでこのような手段もおすすめです。
3. インフルエンサーマッチングサービス18選
インフルエンサーマーチングサービスは、
女性向けのもの
10代向けのもの
企画立案からやってくれるもの
などサービスの種類は色々あります。
ここでは国内の主要なインフルエンサーマッチングサイトを18サイトをご紹介します。
国内の主要なインフルエンサーマッチングサイトはほぼほぼ網羅しているので、ぜひご参考下さい。
3-1. インフルエンサーの紹介だけに留まらないトータル戦略の相談なら「BitStar」
「BitStar」はYouTuberと企業がコラボし、商品・サービスのプロモーションを行う企業です。
企画のプランニングからYouTuberのアサイン、効果分析までトータルでプロモーション戦略を提供するのが特徴です。
制作実績にはNHKやYahoo!JAPANなど大手企業の多数の実績があり、2018年8月に13億円の資金調達を行うなど、インフルエンサーマッチングを提供する会社の中で最注目の企業です。
出典:BitStarが総額13億円の資金調達を実施し、インフルエンサーが活躍できるインフラ構想を加速。事業会社と戦略的協業を開始
BitStarがおすすめなのはこんな人
YouTuberとタイアップしたPRしたい人
3-2. 低価格で多くの人にPRしたいなら「SPIRIT」
インフルエンサーマッチングサービスとは2016年から開始しており、実績も十分なサービス。
公募制のため20,000人以上の登録者から熱心で積極的なインフルエンサーを募ることができます。
月額料金、固定費もなく、インフルエンサーマッチングをどのサービスで始めるか迷ったらとりあえずおすすめしたいサービスです。
SPRITがおすすめなのはこんな人
低価格で多くの人に商品をPRしたい人
3-3. AIを使ったインフルエンサーマーケティングなら「SPRAY」
インフルエンサーの投稿履歴、投稿画像からAIが得意な投稿を分析。
クライアントが入力した内容によって、分析したデータの中から最適なインフルエンサーを抽出してくれるサービス。
レポート作成からインフルエンサーのリスト作成まで自動でやってくる点が素晴らしいですね。
SPRAYがおすすめなのはこんな人
難しいことがよくわからないので、AIで自動的にインフルエンサーの選定してほしい人
3-4. フェイクアカウントなどを予防したいなら「LMND(レモネード)」
YouTuber向けのプロダクションで有名なUUUMのサービスです。
LMNDではフェイクアカウントを予測したり、ステルスマーケティングを防止したりなど、安全面のサポートが優れているのが特徴です。
LMNDがおすすめなのはこんな人
フェイクアカウントやステルスマーケティングをしっかり予防したい人
3-5. マイクロインフルエンサーを使ったPRなら「TELLER」
マイクロインフルエンサーとは100人〜1万人程度のフォロワーを持つユーザーのことを指します。
マイクロインフルエンサーのフォロワーは身近な友人であることが多いため、芸能人など多数のフォロワーを持つアカウントに比べていいねやコメントを貰いやすいのが特徴です。
TELLERではマイクロインフルエンサーの登録者数が30万人を超えており、それらの中から依頼内容に合わせて質の高いマイクロインフルエンサーを自動でマッチングしてくれます。
TELLERがおすすめなのはこんな人
マイクロインフルエンサーを通じてより身近に商品をPRしたい人
3-6. マイクロインフルエンサーを公募するなら「dary」
daryもTELLERと同様にマイクロインフルエンサーをマッチングするサービスです。
インフルエンサーの登録者数が1万人と、TELLERに比べると少ないですが(1万人でも十分多いです)、インフルエンサーの公募制をとっており、意欲の高いインフルエンサーを集めやすいのが特徴です。
daryがおすすめなのはこんな人
熱意あるマイクロインフルエンサーに商品をPRして欲しい人
3-7. モデルを使ったPRなら「CLOUD CASTING」
フリーのモデルやタレントに限定してPRを依頼したい場合はCLOUD CASTINGもおすすめです。
SNSでのPR以外にも、撮影に参加するモデルを募ったり、イベントへのモデルの起用など多岐に渡るPRが可能です。
CLOUD CASTINGがおすすめなのはこんな人
モデルを通じたPRをしたい人
3-8. データを元に選定から分析をしたいなら「iCON Suite」
iCON Suiteではインフルエンサーのファンの性別や年齢層を見える化し、データに基づいた効果検証ができるのが特徴です。
インフルエンサーの男女比や地域情報まで見えるため、より精度の高いターゲティング選定が可能になります。
iCON Suiteがおすすめなのはこんな人
データに基づいてインフルエンサーマーケティングを行いたい人
3-9. 低価格で企画からキャスティングまで実現したいなら「Find Model」
Find ModelはPRの企画からキャスティング、レポートまで一貫したインフルエンサーマーケティングを支援するサービスです。
インフルエンサーとの直接取り引きにこだわっており、制作会社や所属事務所の中間マージンを極力排除した低価格でのマーケティング支援が可能です。
Find Modelがおすすめなのはこんな人
企画からキャスティングまで低価格でお願いしたい人
3-10. 女性のInstgramへのPRに特化するなら「Lollypop」
Lollypopでは女性のインスタグラマーのキャスティングに特化しており、ファッションや美容などのPRを専門としています。
メディアとのタイアップや商品企画のプロデュースなどSNS投稿に限らず、多岐に渡るPRが可能です。
Lollypopがおすすめなのはこんな人
女性のInsgragmユーザーをターゲットにしている人
3-11. 10~20代へのPRなら「SPRIT TEENS」
10〜20代の人にPRしたいけど、なかなかインフルエンサーが見つからない
という人にはSPRIT TEENSがおすすめです。
SPRIT TEENSでは10代のインフルエンサーに限定したマッチングサイトで、公募制をとっており、意欲のある10代インフルエンサーを集めることが可能です。
SPRIT TEENSがおすすめなのはこんな人
10代のインフルエンサーにPRを依頼したい人
3-12. 大学生へのPRなら「P-conne」
P-conneは現役の大学生を通じて、自社の商品やイベントを拡散することを目的とするサービスです。
SNSの投稿に限定せず、学生へのイベント参加などにより商品やサービスの認知を広めることが可能です。
P-conneがおすすめなのはこんな人
大学生に商品やサービスを周知したい人
3-13. ミレニアルズ世代の女性へのPRなら「3MINUTE」
ミレニアルズ世代とは1980~2000年初期に生まれた世代のことを指します。
それらの女性に向けたインフルエンサーマーケティングや商品企画など、インフルエンサーを活用した幅広い企画を提案します。
3MINUTEがおすすめなのはこんな人
ミレニアルズ世代の女性をターゲットにしたPR企画を依頼したい人
3-14. 既存のファンからPRにつなげる「brandtouch」
brandtouchは他のサービスとは少し特徴が異なっており、既存のファンからインフルエンサーを募ることのできるサービスです。
具体的には既にあるサイトにインフルエンサーの公募ページを設置し、そこからSNS拡散を依頼する、という仕組みです。
もう既に接点のあるユーザーにPRを依頼することになるので、より熱意あるPRが可能になります。
brandtouchがおすすめなのはこんな人
自社サイトの既存ファンであるインフルエンサーにPRを依頼したい人
3-15. 成果型報酬のPRなら「door」
doorでは1いいね10円の成果型報酬が設定されており、コスト分の成果が確実に得られるサービスです。
費用の上限も設定可能なため、低予算でインフルエンサーマーケティングを始めたい方にはおすすめです。
doorがおすすめなのはこんな人
低予算でコスト分の成果が出るPRをしたい人
3-16. 動画を使ったPRなら「SWIM」
SWIMは動画を使ったインフルエンサーマーケティングを支援するサービスです。
近年SNSの投稿が飽和しており、テキストや画像だけでは目に止まりにくくなってきています。
そのため動画を使った投稿だと目にとまる確率が高くなるため、動画を使ったPRが今後重視されていくことが予測されてます。
SWIMはそんな動画PRに特化したおすすめのサービスです。
SWIMがおすすめなのはこんな人
動画を使ったインフルエンサーマーケティングをしたい人
3-17. 海外へのPRなら「Gantale」
海外で活動するインフルエンサーと企業をマッチングするサービスです。
国内のインフルエンサーだと海外への影響力を持つ方が少ないですが、Gantaleを利用すれば海外へのPR活動が可能になります。
Gantaleがおすすめなのはこんな人
海外へのインフルエンサーマーケティングを行いたい人
3-18. アジアへのPRなら「withfluence」
withfluenceは日本、タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナム、台湾、香港などアジア圏のインフルエンサーと企業をマッチングするサービスです。
フォロワー数数万人から数百人まで幅広い層のインフルエンサーへの依頼が可能になります。
withfluenceがおすすめなのはこんな人
アジア圏のインフルエンサーにPRを依頼したい人
4. 成果を出すインフルエンサーの選び方
インフルエンサーマーケティングを行う上でインフルエンサーの選定はとても重要な作業です。
女性向けの化粧品をマッチョな男性が紹介してたら違和感ありますよね?
商品のブランドイメージに合ったインフルエンサー選定でないとマーケティングの効果は低くなってしまいます。
- 商品を見た人にどう思われたいか?
- 誰がPRしてたらそう思うのか?
このような視点で商品イメージにあったインフルエンサーを選びましょう。
5. インフルエンサーに依頼する上での注意点
5-1. ステルスマーケティングに注意
ステルスマーケティングとは、いわゆるステマと呼ばれる広告であることを隠して商品をPRすることです。
インフルエンサーマーケティングではPRの投稿時に広告宣伝であることを明記しなければいけません。
このような記述をせずに、投稿してしまうとステマになってしまいます。
ステマによる商品のPRはブランドのイメージを下げる可能性があります。
お金貰って宣伝してるのを隠してる、と捉えられてはPRとしては逆効果になります。
インフルエンサーマーケティングを行う際にはこういったステマには気をつけましょう。
サービスの中には自動でステマを検出する機能を備えているものもありますので、こういった機能を利用して事前にステマを防ぎましょう。
5-2. フェイクアカウントに注意
フェイクアカウントとは、大量のフォロワーをお金で買って、実際の影響力はほとんどないアカウントのことです。
このようなフェイクアカウントは次の2点に注意すれば見分けることが可能です。
いいねの数を見る
いいねの件数はフォロワーの数に比例します。
例えば1万のフォローがいれば1つの投稿に20~50件程度のいいねがつくのが一般的です。
それが2,3件のいいね数であればそのアカウントのフォロワーはお金で買ったアカウントである可能性が高いです。
数件投稿を見てみて、いいねの数が20件〜50件程度あるかチェックしておくとよいでしょう。
投稿の数と質を見る
投稿の数が20件でフォロワーが1万人のアカウントはフェイクアカウントである可能性が高いです。
芸能人や有名人でない限り、投稿の質と数にフォロワー数は比例していきます。
目安として投稿の数が50件を切っていてフォロワーが1万人を超えるアカウントは避けたほうがよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
最後にご紹介した内容をおさらいします。
インフルエンサーマッチングサイトをおすすめするのはこんな場合
- 商品の認知度の向上させたい
- ブランドイメージを向上させたい
- 低価格での広告の発信したい
- 嫌悪感なく商品をPRしたい
インフルエンサーにPRを依頼する方法は
- インフルエンサーのマッチングサイトで依頼する
- 代理店に依頼する
成果を出すインフルエンサーの選び方は「商品にあったインフルエンサーを選定すること」
インフルエンサーに依頼する上での注意点
- ステルスマーケティングに注意
- フェイクアカウントに注意
インフルエンサーという言葉が使われ初めてまだ数年足らずですが、その影響は年々大きくなっていきます。
ぜひあなたもインフルエンサーマーケティングを通じて、コストをかけず商品をPRしてみてはいかがでしょうか。
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