マッチングビジネスに参入したいものの、今後の市場動向が気になる方もいるのではないでしょうか。
実際のところ、マッチングビジネスの市場規模は今後ますます拡大していくと言われています。
この記事ではマッチングビジネスの市場において拡大している分野となぜ今後も拡大していくのかについて事例もまじえながら紹介していきます。
マッチングビジネスに参入を考えている企業様は必見です。
目次
マッチングビジネスの市場規模はどんどん拡大している？
マッチングビジネスの市場は拡大している
マッチングビジネスの市場は一定の課題を抱えていますが、どんどん拡大しています。
「恋愛・婚活系」と呼ばれるマッチングビジネスで代表的なサービス「恋愛・婚活系」は2016年に156億円でしたが2021年には768億円にもなっています。
さらに2024年には1000億円以上を超えると予想されており、どんどん拡大しているといっても過言ではありません。
また、マッチングビジネスは「恋愛・婚活系」だけでなく、他の業界も拡大すると言われています。
その一例は以下になります。
マッチングアプリ(例)
- 配送・物流マッチング
- シェアリングエコノミー
- 人材マッチング
- 副業マッチング
- フリマサービス
マッチングビジネスというと恋愛や婚活など年齢制限があるものを想像する方が多いかもしれません。
しかしながら、様々な分野においてマッチングビジネスの市場が拡大しており、今後もますますマッチングビジネスの需要が高まっていくことが予想されます。
そういった背景から、アイデア次第でビジネスチャンスは無限に広がるといっても過言ではありません。
そのため、国内でもマッチングビジネスの存在感は大きくなってきています。
マッチングビジネスの市場が拡大している分野の例
転職者と企業をつなげる転職サービス
近年現れた新しい形の転職サービスで代表的なものは「Wantedly（ウォンテッドリー）」や「ビズリーチ」が挙げられます。
従来の転職サービスは求職者が募集されている求人の中から興味のある求人を一つずつ探す形が一般的でした。
最近では求人を探すだけでなく、マッチングサービスを通じて会社のことを知り、気軽に合いにいくような転職活動も当たり前になりつつあります。
例えば、１つ事例としてWantedly（ウォンテッドリー）を挙げることができます。
Wantedly（ウォンテッドリー）では自身の経歴やプロフィールを登録し、気になった企業にまずは会いに行きます。
その上でお互いのことを知り、その際にお互いのニーズがマッチすれば採用に至るという新しい転職活動の形となります。
そういったように人材業界においても新しいマッチングビジネスの市場が誕生しています。
買いたい人と売りたい人の個々人間をつなげるフリマサービス
不要なものを売りたい人とそれを買いたい人を繋げることができるフリマサービスも拡大しています。
その中でも「メルカリ」はスマホ1つで売りたいものをすぐに出品でき、手軽さもあり非常に高い人気を誇っています。
チャット機能などが充実しており、売りたい人と買いたい人のやり取りがスムーズなのも特徴的で価格の交渉によく使われています。
メルカリ以外には「ラクマ」や「PayPayフリマ」などがあります。
専門職と企業をつなげるスキルの切り売りサービス
プログラミングやサイト制作など専門職と企業を繋げるスキルの切り売りができるマッチングサイトで「ランサーズ」や「クラウドワークス」などがあります。
フリーランスとして活動している人や副業として活動している人に利用されているサービスです。
近年ではコロナ禍による収入が減ってしまった方や副業を解禁している企業も多く、これからも需要が広がるマッチングサービスといっても過言ではないでしょう。
また個人同士でやり取りができる「ココナラ」も専門知識を活用してスキルを切り売りするサービスとして人気があります。
空いているを貸したい人と借りたい人をつなげる不動産サービス
マッチングビジネスは不動産サービスにおいても拡大しており、空いている部屋を貸したい人と借りたい人を繋げる「エアビーアンドビー」が事例として挙げることができます。
こちらは自宅などを宿泊施設として提供できるサービスで2008年に創業されました。
この他にも個人が所有する駐車場を一時的に利用できる「akippa」などもあり、借りる方は安く、貸す方はスペースを活用して収入を得ることができます。
隙間時間がある人と企業をつなげる時間を切り売りするサービス
近年ではスポットワーカーなど隙間時間を有効活用したい人と企業を繋げるマッチングサービスもあります。
「タイミー」がその代表例として挙げることができます。
隙間時間ができた人がすぐに働き、お金がもらえる仕組みになっています。
ドタキャンされて時間が余った人やフリーランスで1日だけ働きたい人、副業として使う人など需要があるマッチングサービスです。
会社を買いたい人と売りたい人をつなげるM＆Aサービス
マッチングビジネスは会社を買いたい人と売りたい人を繋げるM＆Aサービスがあります。
企業買収は事業継承を成功させる手段として社会に浸透し、中小企業においても増加傾向にあります。
M＆Aサービスはより良い買い手を見つける手助けをしたり、案件の打診をしたりなど企業買収を成功するためのマッチングビジネスです。
売り主は後継者がいなくてもM＆Aをすることで事業の存続が可能になり、買い手は事業規模を拡大したいときに売り主を探すことができるなど多くのメリットが存在します。
尚、M＆Aのマッチングサービスとして「TRANBI」があります。
マッチングビジネスの市場規模が拡大している理由
ITが発達し、効率的にマッチングできるようになったため
近年のIT技術が発達したことにより様々な分野で効率的にマッチングができるようになりました。
例えば、先程紹介した通り専門知識を活かしたスキルを活用したいとなっても個人で1から営業するためにはノウハウがないと厳しいと言えます。
しかしながら、ランサーズを使い、個人のスキルとそれを求める企業を効率的にマッチングさせることで効率よく取引を生み出すことができます。
一時的に部屋が空いている場合は、マッチングサイトに登録するだけで、効率よく貸りたい人を見つけることが可能です。
そういったように自分が持っている有効資源を効率的に活用したい層のニーズが高まってきており、マッチングビジネスの需要は高まっているのです。
コロナウイルスの感染が拡大し、人と人との直接対面が減ったため
日本ではコロナウイルスの感染拡大により人と人との直接対面が減りました。
恋愛に関してもコロナ禍前であれば「合コン」や「街コン」など直接会うことができるものが主流でした。
しかし、現在はコロナ禍により直接対面ができる機会が減り、出会いの数も減っています。
そのため、マッチングアプリを活用してチャットやメッセージを使い、少しでも出会いのチャンスを広げる層が増えています。
マッチングサービスのカオスマップ
どの業界においても様々なサービスや企業が乱立しているため、競合優位性を図るためにも全体像を把握することが必要です。
その全体像を把握できる一つの手段が「カオスマップ」です。
カオスマップとは「管理者が10人の部下の関連性をまとめた地図」のようなものです。
例えば、コミュニケーションが得意でムードメーカー的なA、周りのサポートが得意なBなど一目でわかる図がカオスマップです。
カオスマップを見ることで以下のメリットがあります。
◎ メリット
- 業界・分野ごとの競合相手がわかる
- 特定領域に強い企業やサービスを把握できる
業界の概要を分析したいときにカオスマップは役立つでしょう。
恋愛
「マッチングアプリ カオスマップ2022」は恋愛・婚活マッチングアプリだけをまとめているカオスマップです。
先程もお伝えしましたがコロナ禍の影響で直接対面での恋愛のが少なくなったため、恋愛・婚活マッチングアプリは勢いは増しました。
恋愛がメインなものから結婚に向けてのマッチングなどサービスによってユーザー層が異なります。
ビジネス
ビジネスにおいてカオスマップは非常に重要です。
GIGが発行する「【企業向け】IT・DX人材サービスカオスマップ」はIT・DX人材サービスに特化したカオスマップでスカウト型やエージェント型が探せるように分類されています。
この他にもモール＆プラットフォームに特化した「EC業界カオスマップ2022- ECモール＆プラットフォーム編」ではAmazonや楽天などの大手ECモールだけでなくライブ配信で商品を紹介する「ライブコマース」などEC業界の動向は欠かせません。
このカオスマップではBtoCだけでなく、フリマサービスやハンドメイド販売といったCtoC系プラットフォームも紹介されています。
マッチングビジネスをはじめる方法
マッチングビジネスをはじめるには事業内容に応じたマッチングサイトの開発が必要です。
WordPressを使って1から自作はできますが、膨大な時間と手間がかかりサービスが実現するまでに時間がかかります。
そのためマッチングサイトの開発にはASPサービスを活用するのがおすすめです。
マッチングサイトに必要な会員登録や問い合わせ機能などある程度標準化されているため、開発する時間も工数を抑えられます。
また、機能の追加やカスタマイズも容易にできるため、最初は必要最低限の機能だけを準備して、運用開始後にどんどんカスタマイズしてユーザーのニーズを高めていくのも良いでしょう。
まとめ
マッチングビジネスはこれからもどんどん拡大していく市場であり、アイディア次第では大きなビジネスチャンスになります。
もしそのチャンスを活かすためにマッチングビジネスに参入する場合はオリジナルのプラットフォームが開発しやすい当社の「マッチングクラウド」がおすすめです。
マッチングサイトに必要な機能を網羅しているのはもちろん、その後の追加費用は0円。
多様なテンプレートを用意しているため、オリジナル性が強いサイトを作ることができます。
ASPサービスでマッチングビジネスを展開する際はぜひご参考にしてください。
