こんにちは、マッチングサイト専門の開発会社で代表兼エンジニアをしています川端です。
僕は普段の業務でマッチングサイト運営や開発のご相談などを受ける機会が多いのですが、プライベートでもマッチングサイトを使い倒している、大のマッチングサイトマニアでもあります。
これまで登録したマッチングサイトの件数は300件は超えています。
マッチングサイトに課金した費用は累計300万円を超え、平均5,6万は毎月課金し続けています。
- 食べるときは「食べログ」「Retty」で店を探し
- 掃除するときは「くらしのマーケット」で業者を探し
- 仕事するときは「ランサーズ」「ココナラ」で仕事を探し
- 遊びにいくときは「いこーよ」で場所を選び
- 結婚するときは「ゼクシィ」で式場を選ぶ
普段の日常生活でマッチングビジネスなしでは生きていけないぐらい恩恵を受けています。
そしてマッチングサイトに300万円以上課金してきた中で、イケてるマッチングサイトにはある3つの共通するポイントがあることに気づきました。
この3つのポイントが本当に再現性があるものなのか、
実際に弊社の300件以上マッチングサイトが登録されているデータベースを元に分析をしてみました。
すると、イケてるマッチングサイトには面白いほどにこの3つのポイントが共通していたのです。
この3つのポイントはマッチングサイトに限らず、ほとんどのWebサービスでも同じことが言えるものです。
あなたがWebサービス運営に携わる人であれば、これらのポイントがあなたのサイトの改善へのヒントになることかと思います。
今回はそんなイケてるマッチングサイトに共通する3つのポイントと、その条件を満たしている5つのマッチングサイトの事例をご紹介します。
目次
1. イケてるマッチングサイトの3つの「選ばれる理由」とは
イケてるマッチングサイトにはある3つの「選ばれる理由」があります。
結論から言うとそれは
- お年寄りでも簡単に扱える操作性
- 明日にでも頼みたくなる低価格
- シェアしたくなるほど嬉しい優しさ
この3つです。
僕がこれまで300を超えるマッチングサイトを分析して、また、実際に使ってみて「これはイケてる!」と思ったサイトにはこの3つの「選ばれる理由」を必ず満たしていました。
この3つの「選ばれる理由」に関して、具体的に説明します。
1-1. お年寄りでも簡単に扱える操作性
Webサービスは、普段操作に馴染みのないお年寄りでも扱えるぐらい簡単であることが推奨されます。
僕が色んなサービスを使ってみて感じるのは、使うのが難し過ぎることです。
例えば、「会員登録はこちら!」というボタンを押してみると
「会員登録ページにいくと思いきや、ログイン画面に遷移してしまった…。」
そんな経験はありませんか?
ユーザーの期待とズレた画面が表示されると「あれ?」と違和感を覚えてしまいます。
あなたがもし「それぐらい何となく使っていたら分かるのでは?」と思ったのであれば、それはあなたのWebリテラシーが高過ぎるのです。
Webサービスの使いやすさは経験値に大きく左右されます。
普段Webサービスを利用しない人にとっては、どこにどの機能があるか、という経験値が足りないため、
「この機能は多分この辺にあるだろう」という予測を立てるのが難しいのです。
逆に使いやすいサービスの代表にフリマアプリの「メルカリ」があります。
メルカリは出品ボタンを押すと、次の画面で出品までの全工程が完了するような画面構成になっています。
1画面ですべての工程が完了し、ユーザーが何をすれば良いかが分かりやすく、迷うこともありません。
メルカリは「出品したい!」というユーザーの目的をとても簡単に実現できる画面構成なのです。
実際、メルカリでは60歳を超える方が遺品整理のためにメルカリを利用しているというケースもあります。
「遺品整理したいからメルカリ使うか」そう思わせるメリカリ。
そして実際に60歳を超える方でも難なく使える簡単さがメルカリの凄さです。
この簡単さが、特にtoC向けのサービスでは、サービスの生命線を握る重要な鍵になるのです。
1-2. 明日にでも頼みたくなる低価格
マッチングサービスに限った話ではありませんが、商材は安い方がユーザーに好まれます。
この「安い」というのは商品の価格に限った話ではありません。
- 商品の配送
- サポート対応
- スピード感
など、やり取りの中の全工程の価値に対する価格が、その人にとって「安いと思えるか」という意味です。
僕が「これは安い!」と思ったマッチングサイトに「Uber Eats(ウーバーイーツ)」というサービスがあります。
Uber Eatsはレストランやファーストフードのデリバリーを仲介してくれるサービスで、スマホからデリバリーを頼めば30分ほどでドライバーさんが配達してくれます。
デリバリーには一律380円の手数料がかかりますが、僕はこれを「かなり安い!」と思いました。
年収400万円の人の時給は約2,000円です。
往復15分かけて飲食店に行く時間には500円ぐらいの価値があります。
それなら380円でデリバリーを頼んで、浮いた時間を好きなことに使う方がよっぽど有意義な時間の使い方ではないでしょうか?
もしこれが4人で頼めば、1人辺り95円です。
95円で美味しいデリバリーを自宅や会社のオフィスまで届けてくれるのです。
たとえ、手数料に500円かかろうが、仲介手数料が10%取られようが、購入時の手間や時間削減につながるのであれば、ユーザーはその価格には安いと感じます。
「このサービスをこの価格で受けられるなんて!」という体験にユーザーは感動し、ファン化につながるのです。
1-3. シェアしたくなるほど嬉しい優しさ
マッチングサービスに限らずですが、良いサービスというのはどれもユーザーに対する優しさで満ち溢れています。
言うならばユーザーへの愛がすごいのです。
最近僕がそれを感じたのが「Spacee(スペイシー)」という空き会議室のマッチングサービスです。
僕が以前友人の結婚式の余興ムービーを撮影する際に、Spaceeを使って会議室を予約しました。
すると予約確定時のメールにはこのようなテキストが添付されていました。
【会場へのアクセス】『渋谷○○ビル5階 502』
<地下一階に「○○○」があるビルです。>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
住所:東京都渋谷区渋谷○○渋谷○○ビル502
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<東急・副都心線渋谷駅からの道順>(地下3階)
渋谷ヒカリエ1改札の場合は、改札を出て左へ
渋谷ヒカリエ2改札の場合は、改札を出て右へ
↓
(中略)
↓
50歩程度道沿いに歩く(六本木方面)と、居酒屋『○○』さんの
看板が見えてきます。そのビルが渋谷○○ビルです。
↓
○○ビルにお入りいただき、エレベーターで5階まで
お入りください。
↓
真ん中の部屋が502でございます。
『502』の表示以外は全く表記がございません。
お時間になりましたら、ノックをされてご入室ください。左手に電気のスイッチがございます。
<JR渋谷駅中央改札からの道順>(ホーム上層階)
(中略)
※当日スタッフによる入室・退出のご案内はございませんので、到着されましたらそのままドアを空けてご利用を開始してください。次のご利用のお客様がいらっしゃいますので、退出時間は厳守してください。
※渋谷○○ビル管理人及び、管理室は当会議室とは関係ございません、管理室へ場所の確認等は迷惑となりますので固くお断り致します。場所の詳細については必ず他の利用者(参加者)にお伝えください。<ルールについて>
・ドアは必ず締めてください。開けっ放し禁止です。
・廊下にものを置かないでください。(靴、傘なども室内に入れてください。)
・備品の持ち出し禁止です。
・大きな声や騒ぎ声で周囲に迷惑がかからないようにお願いします。
すぐに渋谷警察署へ通報されます。
・禁煙でお願いします。
・土足禁止でお願いします。
ーーーーーーーーーーーー
<無料WIFIの暗号化キー>
○○○○○○○○
ーーーーーーーーーーーー
ここには最寄り駅からのビルへの道順、ビル内での会議室への行き方、Wifiのパスワードなど、必要な情報がすべて載せられていました。
僕はこの文章をコピペして、参加者に配布するだけで当日の連絡事項の共有が完了します。
こういった共有時のコピペのしやすさまで考慮するSpaceeの優しさに「Spaceeはここまでやってくるのか!」と僕はとても感動しました。
それ以来会議室を予約する際はSpaceeを利用し続けています。
そして周りの人にも「Spaceeっていうサービスがめっちゃ良いんだよ!」とシェアしまくっています。
僕はこれまで30件以上のWebサービス開発に携わってきましたが、売れていくサービス、イケてるサービスはどれもユーザーに対する優しさで満ち溢れていました。
弊社はマッチングサービスの開発を専門に扱っているため、よく「マッチングサイトを作りたい!」という方がご相談に来られます。
メルカリのようなプラットフォーム型のマッチングサイト(ユーザー間同士でやり取りを行うようなサービス)は、「運営が仲介しなくてもユーザー同士が勝手に契約してくれて、手数料だけで楽に儲かりそう!」と考える方も中にはいらっしゃいます。
ですが、僕の経験上プラットフォーム型のマッチングサイトで収益化するのは、仲介者を介するサービスよりも数段難しいと感じます。
運営による仲介を挟むサイトだと、仲介者がユーザーの不便をフォローすることも可能ですが、プラットフォーム型のマッチングサイトの場合は、ユーザーが不便を感じたらすぐに離脱しています。
会員登録のリンクがわかりにくかった、そんな些細な理由1つでユーザーは離脱するのです。
それだけ、ユーザーの判断はシビアで、サイトの使いやすさや分かりやすさといった部分が大事になってきます。
売れるマッチングサービス、イケてるマッチングサービスを作ろうと思うと、ユーザーへの優しさは絶対に外せない要素になってくるのです。
2. イケてるマッチングサイト5選
イケてるマッチングサイトの条件は
- お年寄りでも簡単に扱える操作性
- 明日にでも頼みたくなる低価格
- シェアしたくなるほど嬉しい優しさ
の3つでした。
ここではこれらの条件を満たすマッチングサイトの中でも特におすすめのマッチングサイト、マッチングアプリをご紹介します。
これらのサービスは僕が普段から使い倒しているサービスで、中には1つのサービスだけで200万円以上課金したものまであります。
どのサービスも素晴らしい操作性や優しさで溢れた、まさに「イケてるマッチングサイト」です。
今回は「イケてるマッチングサイト」それぞれで特にピックアップしたい機能を1つご紹介します。
マッチングサイトに関わらず、色んなジャンルのWebサービスにも取り入れらえるような機能をご紹介しますので、Webサービスに携わる人の参考になれば幸いです。
2-1. 気づけば4年半で200万円課金していた「Kindle」
「Kindle」はiPhoneやタブレット端末から本を購入できるアプリです。
Kindleを運営するAmazon.comでは本の出版はしていません。
本を売りたい出版社や個人を読者と繋ぐためのプラットフォームを提供する、というのがKindleのビジネスモデルです。
世の中には色んなサービスがありますが、僕がその中でも一番時間とお金を使ったのがこのKindleです。
僕が初めてKindleを買ったのが4年半前の2014年、新卒1年目の初任給でした。
エンジニアだった僕は分厚い専門書を電車の中でも読みたい!と思ったのがきっかけで、それで初めてKindleのFire HDを買いました。
自宅にいながら読みたい本があったらすぐに読める、という便利さから、専門書以外でも漫画やらビジネス書やら本を買いまくってしまい、気づけば買ったその月に7万円使っていました。
端末と合わせて9万円…。
初任給20万弱のうちの9万はもう普段の生活に支障をきたすレベルでしたが、それぐらいKindleのサービスが魅力的だった訳です。
Kindleが優れている点は「読みたい本をすぐに読める」という点であると僕は考えています。
Kindleではアプリを開けばすぐに、ホーム画面に過去に読んだ本やまだ未読の本の一覧が表示されます。
つまり「本を読みたい」と思ってから、本を読むまでの動線が非常に早いということです。
これは、アプリを開いてすぐのホーム画面です。
上の画面は僕のアプリのホーム画面ですが、何を読んでいるかはさておき、トップページにすぐ本が並んでいますよね?
つまり、読みたい本をすぐに読めるということです。
言っていることは当たり前のように聞こえますが、その当たり前が出来ていない(というよりもユーザーの目的が理解出来ていない)サービスが非常に多くあるのです。
例えば、本を読みたいのに、いきなり新着やおすすめの本の一覧が出てきたり、ストア評価を求めてくることってよくありませんか?
アプリを開いたときの目的とズレた画面が表示されると「あれ?」と思ってしまいますよね。
既に読了して新しい本を探したい、暇つぶしに本を探したい、そういった場面では新着やおすすめの一覧が出てくるのはいいかもしれませんが、「あの本を読みたい!」と思ってアプリを開く僕ようなユーザーに対して、アプリ起動時に目的と違う別の画面が表示されてしまうのはやはり不親切です。
ほんの些細な違いですが、「アプリを開く」「本を選ぶ」、これだけですぐに本を読み始めることができるKindleは他のアプリよりも使い心地の良いアプリとなっています。
Kindleから学ぶこと
アプリを開いた直後のホーム画面はユーザーが最も訪問する場所。
ユーザーがどのような気持ちでアプリを開き、何を期待しているのかを考えましょう。
2-2. 簡単、早い、安心の「Uber Eats」
「Uber Eats」はレストランやファーストフードのデリバリープラットフォームで、スマホからデリバリーを頼めば30分ほどでドライバーさんが配達してくれるサービスです。
これまでは「ピザが食べたいならピザ屋」「中華が食べたければ中華屋」のように、近所の店舗にそれぞれ電話で配達を依頼する必要がありましたが、Uber Eats使えば、電話の必要もなく、アプリから簡単に注文することができるのがこのアプリの良いところ。
Uber Eatsでは現在周辺の飲食点を一覧で表示してくれて、好きな料理を好きなタイミングで注文することができます。
ちなみに僕はこのサービスを週1,2回ぐらいの頻度で使っています。
家につく20分ぐらい前に電車の中からUber Eatsで出前を頼むと、家に返ってすぐのちょうどいいタイミングでデリバリーを持ってきてくれるのです。
一人暮らしで家に帰ってから料理するのが面倒な人にはとてもありがたいサービスです。
そして何より僕がUber Eatsの一番素晴らしいと思うポイントがドライバーの現在地を表示してくれる機能です。
あなたはデリバリーを頼んだときに「出前はいつ届くんだろう?」と不安になったことはありませんか?
僕は「もうすぐ配達に来るかもしれないから、ちょっとトイレは我慢しようかな…」そんなことを考えたことがあります。
そんなとき、ドライバーの現在地がわかるととても安心できます。
あとどれくらいで着くかリアルタイムで把握できるため、「いつ配達に来るのだろう」と余計な心配をする必要がありません。
この機能がなくても「デリバリーを届ける」という目的は達成できます。
ですが、こういったユーザーが普段声に出さないが思っていた、潜在的な課題を解決してくれるUber Eatsはやはり「イケてるサービス」だなと思います。
Uber Eatsから学ぶこと
マッチングサイトでは注文が完了したら終わりではない。
注文してから待っている時間にもユーザーに意義ある時間に変えることができないか考えてみるとよいでしょう。
2-3. 60歳でも使えるスマホアプリ「メルカリ」
メルカリは国内最大級のフリマアプリです。
メルカリがこれほど支持されている理由は、ユーザーが簡単に商品の取引ができるような設計が散りばめられているところにあると僕は考えています。
数年前まではオンラインの中古品販売の市場は「ヤフオク!」(旧:Yahoo!オークション)が20年ぐらい市場のトップリーダーとして位置していましたが、取引の際に振込や入金の確認はユーザー同士で行う必要がありました。
メルカリではこれをエスクロー方針(仲介方式)で入金のやり取りの不便さを解消することによって、「入金や確認が面倒だから出品しない」という層を取り込むことができたのです。
20年前はオンラインで中古品のやり取りができるだけでも画期的でエスクロー方式を採用しているサイトは全くといっていいほどありませんでした。
ですが、今日のスマホの普及やオンラインショッピングの躍進により、オンラインで注文することだけでは何も価値はありません。
それをベースに
- 簡単に注文ができる
- 安心して注文ができる
そういったユーザーの体験にサービスの命運がかかっています。
メルカリから学ぶこと
現時点でのシェアは関係なく、時代の流れでユーザーのニーズは変わる。
常にユーザーが何を求めているかを追い続けましょう。
2-4. セミプロのマッチングで安価高品質を提供する「ココナラ」
ちょっとした動画編集やアイコンのイラスト作成頼みたいと思ったことはありませんか?
「ココナラ」はそんなちょっとしたタスクを依頼したいユーザーとスキルを持つ人をつなぐマッチングサイトです。
僕の場合は、
- 友人の結婚式でムービ作りたいので、編集だけ依頼したい
- ちょっとしたイラストを書いてほしい
- SEOのターゲットキーワードの選定だけ依頼したい
そんな感じのちょっとしたタスクを頼むのによく利用しています。
ココナラの出品者は主婦や学生、副業をやっているサラリーマンなど幅広いですが、
レビュー評価の高い人はセミプロレベルのスキルを持っている人が多くいます。
最近は僕は結婚式のムービー作成をココナラで依頼しましたが、かかった費用は5,000円でした。
プロに頼めば10万円ほどかかってもおかしくはありません。
ですが納品されたムービーのクオリティはかなり高く、
「この品質がこの価格でいいの?」というような感動がありました。
このような価格以上のサービスを受けたときにユーザーは感動し、ファン化につながるでしょう。
ココナラから学ぶこと
価格以上のサービスを受けたときにユーザーは感動する。
マッチングサイトの対象はプロだけではありません。
在宅や地方で対面ではなかなか仕事ができないがセミプロレベルのスキルを持つ人をマッチングすることで大きな価値を生み出すチャンスがあるかもしれません。
2-5. 注文後のユーザーへのフォローを欠かさない「Spacee」
「Spacee」はビルの空き会議室と利用したい人をつなぐマッチングサービスです。
弊社でも打ち合わせや勉強会でよく会議室を借りています。Spaceeはキレイな会議室をとても安価に借りることができるため、
打ち合わせの際に、
クライアント「ここの会議室すごくキレイですね」
僕「そうなんですよ。実はSpaceeというサービスを使って借りたのですが、実は1時間で800円で借りれるんですよ」
クライアント「えー安い!」
というような会話が5回中3回ぐらいは起きています。
Spaceeのいいところは前述にもありますが、申し込み後に申込内容をまとめたテキストを添付してくれるところです。
このテキストには
- 会議室の場所
- 地図のリンク
- ビル内での会議室への行き方
- Wifiのパスワード
- 緊急時の連絡先
など当日必要な情報がすべて記載されています。
この文章をコピペして参加者に送ればいいだけなので、連絡がとても楽になります。
空き会議室のマッチングサービスは後続で出てきた類似のサービスがいくつかあります。
ですが、このような連絡事項をコピペしてそのまま送れる、というちょっと利便性で僕はSpaceeを愛用しています。
ユーザーがWebサービスを選ぶ理由は、そのようなちょっとした使い勝手や優しさの差で決まることが往々にしてあります。
Spaceeから学ぶこと
申し込みの後、ユーザーはどのような行動を取るだろう?
- 内容をシェアするのか
- 誰かに共有するのか
- データを連携するのか
それらの作業を楽にすることができれば、些細なことであってもユーザー体験を大きく向上させファン化につながるでしょう。
まとめ
最後にもう一度、イケてるサービスの3つの条件をおさらいしましょう。
- お年寄りでも簡単に扱える操作性
- 明日にでも頼みたくなる低価格
- シェアしたくなるほど嬉しい優しさ
この3つ条件はマッチングサイトに限らず、すべてのWebサービスにも共通するものです。
あなたが携わっているWebサービスにはこれらの条件を満たしているでしょうか?
もし、1つでも条件を満たせていなかったら今すぐにでも改善を行うべきです。
また、これら3つの「選ばれる理由」を満たす「イケてるサービス」の事例から学んだことをおさらいします。
・Kindleから学ぶこと
アプリを開いた直後のホーム画面はユーザーが最も訪問する場所。
ユーザーがどのような気持ちでアプリを開き、何を期待しているのかを考えましょう
・Uber Eatsから学ぶこと
マッチングサイトでは注文が完了したら終わりではない。
注文してから待っている時間にもユーザーに意義ある時間に変えることができないか、
考えてみるとよいでしょう。
・メルカリから学ぶこと
現時点でのシェアは関係なく、時代の流れでユーザーのニーズは変わる。
常にユーザーが何を求めているかを追い続けましょう。
・ココナラから学ぶこと
価格以上のサービスを受けたときにユーザーは感動する。
マッチングサイトの対象はプロだけではありません。
在宅や地方で対面ではなかなか仕事ができないがセミプロレベルのスキルを持つ人をマッチングすることで
大きな価値を生み出すチャンスがあるかもしれません。
・Spaceeから学ぶこと
申し込みの後、ユーザーはどのような行動を取るだろう?
- 内容をシェアするのか
- 誰かに共有するのか
- データを連携するのか
それらの作業を楽にすることができれば、些細なことであってもユーザー体験を大きく向上させファン化につながるでしょう。
「イケてるサービス」はこの他にもまだまだたくさんあり、今後もその数は増えてくるでしょう。
その中にあなたの携わったサービスが含まれていれば、これほど嬉しい事はありません。
ぜひ、「イケてるマッチングサイト」があれば教えてください。
速攻で会員登録させて頂きます。(マニアックなマッチングサイトだととても喜びます)
あなたのマッチングサイトがより良いものになることを願っております。
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