「起業はリスクが怖くてなかなか踏み出せない…」
そんな悩みを抱えて、起業に踏み出せない人が大勢います。
起業の世界では100人起業したいと思う人がいれば、実際に起業まで至る人は1人と言われています。
実に99%の人が起業したい願望があるものの、
「お金は欲しいけど、失敗はしたくない…」
「安定した収入を得られるかが不安だ…」
「今の仕事のポジションを失うことが怖くて起業に踏み出せない…」
そんな悩みから、結局起業には至らず、これまでと変わらないサラリーマン生活を送っているのです。
ただ「起業が怖い」という気持ちは僕自身も痛いほど分かります。
僕も起業してから数年経ちましたが、初めはすごく起業が怖かったことを覚えています。
「営業なんかしたことがない僕が仕事を安定してとれるだろうか…」
起業する前からそんな失敗したときのことばかり考えていました。
そこを打開するきっかけとなったのが「週末起業」です。
週末起業とは、普段は会社勤めのサラリーマンとして働きながら、就業後や土日に自分で事業を興し収入を作る、というものです。
僕が週末起業を始めたのは社会人になってから半年後。
エンジニアとして働いていた僕は営業力や集客力といったスキルは一切持っていません。
社会人歴半年の人間に人脈も何もありません。
特別な事業のアイデアがあった訳でもありません。
それでも「事業を始めた初月に10万円の売上を達成」し、半年後には「会社員の給料の倍の収入」を週末起業で得るようになりました。
今回はそんな僕が実際に経験し感じた週末起業の魅力をご紹介します。
この方法論を実施することで
- 毎月+10万円の収入
- 場所や時間に縛られない生活
- 夢の独立起業
そんなあなたの目標へぐっと近づくきっかけとなることでしょう。
目次
1. 週末起業とは会社を辞めずに自分でビジネスを始めること
「起業したい!でも会社は辞めたくない!」
そんな人が「会社を辞めずに、空き時間に自分でビジネスを立ち上げる」というのが「週末起業」です。
週末起業では会社を辞めずに、
- 自分のやりたかったビジネスを始める
- 独立するまでにアイデアを実験する
- リスクを抑えて事業を始める
といったことを実現できます。
1-1. 週末起業と副業違いは「儲けの仕組み」を作ること
週末起業も副業も「空き時間に本業以外の収入を得る」という意味では似ていますが、副業は「他人のビジネスを手伝う」のに対し、週末起業では「自分のビジネスを立ち上げる」という意味合いを持っています。
ビジネスを立ち上げるというのは「儲けの仕組み」を作る、ということです。
集客から販売、ユーザーへのアフターフォローまで顧客に価値を作る仕組みづくりが週末起業では必要になってきます。
1-2. 週末起業にリスクはなし
この後、第6章でご紹介する週末起業の方法を実践し、ニーズを捉えたビジネスを着実に積み重ねることで最短で成果を出すことができます。
この方法は、一般的な起業のイメージである、飲食店を出して莫大な固定費がかかったり、ショッピングサイトを運営して不良在庫を抱える、といったリスクは一切ありません。
そもそも週末起業は会社員を辞めずに副収入を得るためのビジネスです。
それを多大なリスクを払って週末起業を始め、本業にまで支障が出れば本末転倒ではないでしょうか?
確実にニーズがあり、すぐに成果の出るビジネスを選択することで、借金や時間を無駄にするリスクを抑えることができるでしょう。
1-3. 週末起業をすぐにでも始めるをおすすめします
週末起業を始めるタイミングで悩む必要はありません。
なぜならニーズからビジネスを始めることで無駄に時間を浪費することなく、また失敗による損失を無くすことができるため、リスクがほとんどないからです。
- 起業するか悩む
- アイデアがない
そういった悩みを抱えて起業に踏み切れないのは勿体無いのですぐにでも週末起業からはじめてみることをおすすめします。
2. 週末起業のメリット
週末起業には様々なメリットがあります。
ここでは僕が実際に週末起業を通して「これは週末起業をやってよかった!」と感じたポイントを踏まえてご紹介します。
2-1. 複数の収入源ができることで心にゆとりができる
僕が週末起業を通じて一番メリットだと感じたことが、複数収入源を持つことによって心に余裕が出たことです。
例えば、本業で納得のいく評価がされず、給料が上がらなかった場合に
「自分には別の収入源があるし、この会社でなくてもいいや」
と思えるようになりました。
実際、「辞めよう」と思ったことはありませんでしたが、会社に依存することがなくなります。
会社に依存してしまうと
「会社が潰れたらどうしよう」
「このまま給料が上がらなければどうしよう」
そんな悩みが常につきまといます。
週末起業により、会社への依存が無くなってしまえば、気持ちの面でかなりの余裕が出てくるでしょう。
2-2. 本業の業務にも良い影響が出る
本業と似たようなビジネスを週末起業で行うことで、本業との相乗効果が生まれます。
例えば本業、週末起業共に「システム開発」を行っていたとします。
その場合、本業でプログラミングの経験があれば、それを週末起業でも活かすことができるのはもちろん、週末起業で経験した要件定義や顧客折衝を本業でも活かすことができます。
このような類似のビジネスを週末起業でも経験することで、本業にも良い影響が出てくるでしょう。
2-3. 自身のキャリアになる
週末起業の経験は転職や就職活動で大きなアドバンテージになります。
「週末起業する人ってマイナス評価にならないの?」
と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
集客から販売までのプロセスを自分の頭で考え、そして経験してきている人は滅多におらず希少な人材であるため、転職市場での評価はかなり高くなります。
もし「マイナスに評価されたらどうしよう」と気になるのであれば、面接の場で、
「週末起業では本業には絶対に迷惑がかからないように意識していました。ですが週末起業で〇〇を経験し、これを本業にしたいという気持ちがだんだんと大きくなっていきました。そのため〇〇の業務に自分の時間を100%注力でき、モチベーション高く仕事に取り組めるであろう御社を志望しました」
という言い方をすればどうでしょうか?
あまり嫌な感じはしませんよね。
週末起業の経験は自身のキャリアにとって大きくプラスになると僕は自身を持って言えます。
2-4. リスクなく事業の実験ができる
例えば「ニーズがあるから分からないけど、やってみたいビジネスがある」そんな方にも週末起業がおすすめです。
ニーズがあるか分からない事業に専念するために会社を辞める、というのはかなりリスキーな行為です。
そのため、まずは週末起業でビジネスを小さく始めてみて、「実際にニーズがあること」を確かるために週末起業を行ってもよいでしょう。
2-5. 事業を立ち上げるという経験に価値がある
0から1円でも売上を作った経験はあなたにとって貴重な経験となります。
僕の場合は新卒時代からずっとエンジニアとして働いていたので、仕事を取ってくる、という経験がなく、振られた仕事をこなすことしかできませんでした。
ですが0から10万円を稼ぐという経験を経て、「価値にお金を払うとはこういうことなのか」というのを肌感覚で感じることができました。
0から1円でも売上を作れる人と作れない人には大きな差があります。
週末起業で0から売上を作る経験はきっとあなたにとって大きな財産となるでしょう。
3. 週末起業のデメリット
週末起業はメリットも大きいですが、デメリットもいつくか存在します。
ここではそれらのデメリットをご説明します。
3-1. 時間が奪われる
当たり前ですが、週末起業には時間がかかります。
なぜなら、集客、販売、商品開発、などやることがいっぱいあるためです。
つまり、何かに時間を使うということは、別のなにかの時間が無くなるということです。
週末起業に時間を使うことで、趣味や家族と過ごす時間は間違いなく減ってしまうでしょう。
そのため、週末起業を始める際には、「それらの時間が減ったとしても絶対にやりたい!」と強く思えるのであれば、ぜひ初めてみるべきです。
3-2. 時間が限られているため、難しいビジネスもある
週末起業は本業と違い、事業に費やせる時間が短い、という特徴があります。
そうなる週末起業でのビジネスは必然的に短時間で成果が出るものがよく選ばれます。
逆に成果が出るまでに長期間かかるもの、業務に長時間かかるものは避けなければいけません。
例えば、「広告収入が収入源のSNS」などはユーザーを集めるまでに多大な時間がかかり、収益化には更に時間がかかるため、おすすめではありません。
3-3. 確定申告が面倒
週末起業での収入が増えてくると、確定申告が必要になります。
最近では確定申告を簡単に提出できるサービスなどがありますが、それでもやはり確定申告は面倒な作業です。
余談ですが、確定申告のような面倒な作業を解決するビジネスにはニーズがあります。確定申告を代行してくれるなら5万でも10万でも払う人が世の中にはたくさんいるのです。
「これは面倒だな」と感じたときにはビジネスになるチャンスがあるかもしれません。
3-4. 個人事業主と開業届けを出していると失業保険を受けられない
案外知らない人が多いのですが、個人事業主としては開業届けを出した場合には、会社を辞めた歳に失業保険を受けることが難しくなります。
そのため、会社を辞めた際の生活費として失業保険をあてにしている場合は注意が必要です。
3-5. 会社にバレてしまう可能性がある
もし個人事業主として確定申告をした場合には住民税の金額が変わるため、会社に週末起業がバレてしまう可能性があります。
もし会社に週末起業がバレたとして、普段の業務でミスをした際に「あいつは週末起業やってるせいで本業がおろそかになってる」なんて思われた嫌ですよね。
なので、もし会社に週末起業がバレたくない場合は「アウトソーシングサイトでの事業者名は実名を避ける」「節税により住民税が増加しないようにする」といった配所が必要になってくるでしょう。
4. 週末起業を始めるならおすすめのビジネス
ビジネスには結果がすぐに出るビジネスと、成果が出るまでに時間がかかるビジネスが存在します。
週末起業の際にはどのようなビジネスを選べばよいでしょうか?
それは「すぐに結果の出るビジネス」です。
なぜなら売上が出ていないと本業を優先しがちになってしまうため、優先度が下がらないようにすぐに成果で出る方がいいからです。
ここでは週末起業におすすめの「すぐに結果の出るビジネス」をご紹介します。
4-1. プログラミングができるならシステム開発
プログラミングができる人にとってシステム開発の受託開発で収入を得ることはそう難しくないでしょう。
「インフラ環境の構築が苦手で…」そんなことを悩む必要性はありません。
苦手なことは外注すればいいのです。
例えば、自分が「顧客折衝が得意で、インフラ構築が苦手」なら「顧客折衝が苦手で、インフラ構築が得意」な別のプログラマーに不得意な仕事を依頼すれば問題ありません。
自分が得意な範囲だけやって報酬を得るのはアルバイトと何ら代わりません。
事業を興すとは「自分にできないことを周りと協業することで達成していく」ことだと僕は思います。
システム開発は需要が多く、単価も高いため、事業を初めて数ヶ月ですぐに成果が出るためおすすめのビジネスです。
4-2. 優れたスキルを持っているならコンサルティング
- 本業でマーケティング担当をしている
- 過去にSEOコンサルティングの実績がある
など、本業で何か優れた実績を持った方なら、それを活かしたコンサルティング業などもおすすめです。
「周りに比べて飛び抜けて優秀ってほどでもないのだけど…」
そう悩む方も多くはありませんが、実は「コンサルタントは決して優秀な人である必要はない」のです。
例えば、あなたは生命保険の営業の方と話したことはありますでしょうか?
生命保険ではなくても、車のディーラーでも、銀行の窓口でも何でもいいです。
それらの方と会話して「AよりB案の方が〇〇の面で優れているのでおすすめですよ」と言われたときに「へー、そうなのか」とちょっとでも関心したことはありませんか?
自分にない知識を少しでも補ってくれたら、それはもう立派なコンサルティングです。
コンサルタントは業界内で優秀と呼ばれた人でしかなれない訳ではありません。
クライアントよりも知識があれば十分なのです。
もしあなたが何らかのビジネススキルがあれば、それらを求めている人は必ずいます。
そういった方をターゲットにしたコンサルティングはおすすめのビジネスです。
4-3. 文章を書くのが好きならWebライター
「自分には得意なスキルがないのですが…」
そんな方におすすめなのがWebライターです。
プログラミングやマーケティング、SEOコンサルティングなどは一定の訓練が必要なスキルです。
それらスキルを持った人でないとそのビジネスを立ち上げることは難しいでしょう。
ですがライテイングは義務教育過程で誰しもが経験します。
本を執筆できるレベルの高度な文章力も必要ありません。
「自分な好きなことであればいくらでも書ける!」
という人にはWebライターがおすすめです。
5. 週末起業では避けた方がいいビジネス
週末起業ではやってはいけないビジネスがあります。
それは
- ニーズがないビジネス
- 営業力が必要なビジネス
- 結果が出るのに時間がかかるビジネス
この3つです。
5-1. ニーズがないビジネス
これはよくありがちで、ニーズのないビジネスで週末起業を始める、というのは失敗する典型的なパターンです。
実は僕もこれに気づかずミスを犯してしまったことがありました。
僕は週末起業で月10万の売上を達成する前に、別のビジネスを立ち上げたことあります。
サービスの内容は「芸能人とファンを繋ぐコミュニティサイト」を運営し、サイトの広告収入で売上を上げる、というものでした。
まだファンクラブを持たない駆け出しのアイドルやタレントとファンがネット上で接点を持てるというのがコンセプトです。
まだそのようなサービスが世に出ていないこともあり、「これは当たれば大きいかもしれない!」みたいなよく分からない期待を抱いていたのを覚えています。
今思うと非常に浅いアイデアだったなと思います…。
当時は平日遅くまでサービスの開発をし、土日も使ってサービスを大きくすることに必死でした。
同僚の飲み会も断り、週末はサービス開発に没頭する。
そんな生活を3ヶ月続けてみていくらの売上になったと思いますか?
3ヶ月後の売上は…0円でした。
3ヶ月も必死に事業に専念しても0円だったのです。
なぜならニーズがないから。
ニーズがなければどれだけ優れたサービスを生み出してもそこから売り上げることはできません。
前例のないサービスというのはそもそもニーズがないビジネスということも多く、堅実に成果を上げることを目標とするのであればニーズのないビジネスには手を出してはいけません。
5-2. 営業力が必要なビジネス
普通の起業と週末起業で一番違うのは何だと思いますか?
それは「時間」です。
普通の起業では、時間の許す限りそのサービスに没頭できます。
平日に顧客から問い合わせが来てもすぐに対応することができます。
ですが、週末起業は平日の就業後や土日が活動時間となるため、そもそもの作業時間というのに制限があります。
なので、営業に時間をさく必要があるビジネスは避けなければいけません。
例えば、代理店販売のような営業が売上に大きくかかわるビジネス。
こういった営業に時間を割くことができないビジネスは週末起業には向いていません。
5-3. 結果が出るのに時間がかかるビジネス
週末起業の最大の敵は「自分のモチベーション」です。
モチベーションを維持して週末起業を続けるためには、千円でもいいから売上を立てることが大事です。
千円でも売上があると、何かしらの改善の余地を考えます。
「どうすれば千円の売上を1万円にすることができるだろうか」
「千円の契約を短時間で完了させるにはどうすればいいだろうか」
そうして改善を繰り返し、目に見える形で売上が変わることが自分にとって最大のモチベーションになります。
そのため、売上が出るまでに時間がかかる、結果の出にくいビジネスは避けた方が賢明でしょう。
6. 僕が実践した週末起業のビジネスの選び方と成果を出すまでの3ステップ
前章では週末起業で避けた方がいいビジネスをご説明しました。
それらを踏まえた、もっとも効率よく、堅実に売上を上げる方法をご紹介します。
それが
- ステップ① アウトソーシングサイトで仕事を探す
- ステップ② 120%の成果を出して信頼を得る
- ステップ③ 作業をふり返り、売上を増やす方法を考える
この3つステップを繰り返す、というものです。
ステップ① アウトソーシングサイトで仕事を探す
アウトソーシングサイトは、プログラミングやWebデザインなど、個人や法人問わずネット上で仕事を依頼したり、受けたりすることができるサイトです。
週末起業ではアウトソーシングサイトを使って仕事を得ることから始めます。
なぜなら「お金を払うだけのニーズが既にある」からです。
例えば、僕が昔作ったようなファンコミュニティのSNSなどは、ニーズがあるかどうかやってみないと分かりません。そしてそれはお金を払うレベルでニーズがあるかどうかも分かりません。だからこそ、週末起業ではまずは「お金を払うだけのニーズがある」ビジネスから始めるのが最短で結果を出す方法なのです。
アウトソーシングサイトではもう既にお金を払う前提で業者の募集をしています。
ここから始めればアイデアも不要です。
アウトソーシングサイトのニーズを満たすことさえできればすぐ結果を出すことできるのです。
おすすめのアウトソーシングサイトを以下に紹介します。
ランサーズ
案件の多さ、種類共に豊富。プログラミングやSEO等の知識がある方におすすめ。
クラウドワークス
ランサーズと同様、案件が豊富。プログラミング系の仕事が多い。
ココナラ
イラストや占いなど、軽作業の仕事が豊富。
Craudia
Web系やビジネス相談などの仕事が豊富。
ビザスク
スポットコンサルティングのマッチングサイト。ビジネス経験、ノウハウがある方におすすめ。
Job-Hub
Web系の仕事が多い。
Skillots
ハイスキル人材向けのアウトソーシングサイト。主にソーシャルゲームのイラストなどの案件が豊富。
Bizseek
まだ案件の数は少ないが稀にかなりいい条件の案件があるので一応登録しておくことをおすすめします。
PV Monster
主にライター向け。執筆記事のPV数によって継続的に報酬を受け取れるサービス。ライティングに自信のある方にはおすすめ。
ザグーワークス
ライターのアウトソーシングサイトでは報酬が最も高い。月60万円以上の報酬を得ている人もいる。
これらのサイトには仕事の募集依頼の一覧があり、仕事をネット上で探すことができます。
つまり、もう既に「お金を払うほどのニーズ」のある仕事しかありません。
あなたのスキルによっては合う・合わないはあるかと思いますが、とりあえずこれらサイトに登録してみて、どのようなニーズがあるか、自分にできる仕事があるかを調べましょう。
ステップ② 120%の成果を出して信頼を得る
仕事を選んだら後は作業を進めていくだけですが、ここで1つ注意してほしいことがあります。
それは「仕事の成果には120%の結果を出す」ということです。
なぜならアウトソーシングサイトではレビュー評価は絶対に満点を取らないといけないからです。
アウトソーシングサイトでは発注者は作業者の顔も見えず、スキルの詳細も確認することができません。そうなると信頼できるのは作業者の評価レビューだけです。
例えば、あなたは旅行で初めていく土地でご飯を食べるときに何を基準に選びますか?
もちろんその店の雰囲気や行き当たりばったりで店を選ぶのも楽しいですが、どうしても外したくないときは食べログやRettyの評価や口コミを見て店を選ぶことが多いのではないでしょうか?
ネットでは第三者の評価からの信頼がとても重要です。アウトソーシングサイトも例外ではなく、評価が5段階で1の評価でコメント評価もいまいちの場合、まず成約に結びつくことはありません。
なので、満点評価を取るために120%の成果を出すつもりで作業にあたりましょう。
ステップ③ 作業をふり返り、売上を増やす方法を考える
作業を終えると一息、ではなく、ここまでの作業をふり返りましょう。
思ったより簡単に作業が終わった
意外と時間がかかって割に合わなかった
こういった気づきがあるかと思います。
それらを踏まえて、どうすれば売上を増やすことができるかを考えなければただの単発の仕事で終ってしまいます。
売上は仕事の単価×仕事の件数で決まります。
そのため、売上を最大化させるには
- 生産性を上げて仕事の単価(時給)を上げるか
- 効率化や外注などを駆使して仕事の件数を増やすか
この2点しかありません。
そのため、仕事が終わった後に
- 作業時間を短くする方法はないか
- 単純作業を効率化する方法はないか
- 仕事を更に外注することはできないか
これらを徹底的に考えなければいけません。
例えば、クラウドワークでマッチングサイトの開発案件を受注したとします。
ですがデザインが苦手ならランサーズで評価の高いデザイナーに仕事を依頼して、自分は得意なプログラミングに注力する、といったことで自分の得意分野に専念し生産性を高めることできるでしょう。
これまで紹介した、
- ステップ1で仕事を探し
- ステップ2で成果を出し
- ステップ3で生産性を改善する
このサイクルをひたすら繰り返することで、案件単価(時給)と案件数が増えていき、売上がどんどん増えていくのです。
もし週末起業で仕事のとり方が分からない、どうやって売上を重ねていくか分からない、という人はここでご紹介した方法を参考にしてみてください。
7. 週末起業で成功している事例
ここでは実際に週末起業で成果している人の事例をご紹介します。
7-1. 中小企業診断士の資格を活かして月80万を稼ぐコンサルタント
ある大手企業で働いていたHさんは中小企業診断士の資格を持っていました。
大手企業で働いていたその方は「自分のやりたい事に挑戦したい」と思い独立に悩んでいたものの、「大手企業をやめるのはちょっと…」という思いから独立に悩む日々を過ごします。
その結果「土日限定の中小企業のコンサルタント」という週末起業のアイデアを思いつき、実行に移しました。
コンサルティングの相談はネット探せば結構見つかるものです。
大手企業で中小企業診断士の資格という肩書は、例え土日限定であっても依頼したいという企業が多く、多くの顧客を獲得しました。
そしてその方は今では月80万円以上のコンサルティング報酬を得、念願の独立開業に至っています。
7-2. ずっとやりたかったWebサービスに挑戦するエンジニア
私の知人で、システム開発会社で努めているIさんは「自分でWebサービスを作って多くの人に使ってもらいたい」という夢を持っていました。
ですが何のノウハウもない彼にとって、いきなりWebサービスを作る会社を作るのはあまりにもリスキー。
そこで始めたのが週末起業です。
仕事は主にランサーズやクラウドワークスで仕事を受注しました。
システム開発の案件は単価が良かったため、早々に本業の収入を週末起業の収入が超えてしまいました。
「これなら平日にWebサービスを作って、生活費はアウトソーシングサイトで稼ごう」と考えた彼は、かねてからの夢だった自社サービスを開発しながら、アウトソーシングで安定的に生活費を稼ぐという生活を実現したのです。
7-3. 歯医者向けのホームページ制作で本業の2倍稼ぐ社会人1年目
ちなみにこれは僕の事例です。
週末起業をはじめて間もない頃、僕はまだ駆け出しのエンジニアだったのでスキルがあまり低く、唯一自身を持ってできることが「WordPressの環境構築」でした。僕はWebデザインが得意ではないので、Webデザインに関しては知り合いのデザイナーに正当な価格で依頼し、僕は得意なWordPressの環境構築に専念する、という体制を作ることで生産性を高めるという作戦を取りました。
特に狙い目だったのが「歯医者のホームページ作成」です。
歯医者の数は今やコンビニの数より多いと言われており、開業する人もたくさんいます。そのためアウトソーシングサイトでホームページ作成の依頼件数も一定数存在していました。
歯医者のホームページは雰囲気が似ているため、配色やコンセプトも前回の修正に少し修正を加えるだけで対応が可能です。
また、ある依頼者の方で「こういった項目が欲しいのだけど」という要望があれば、その要望を転用し、別の依頼者の方に「このような項目があるとより良くなると思うのですが如何でしょうか?」といった具合で提案すると依頼者からの評価が高くなります。
その結果、次々とホームページ制作の仕事を受注できるようになり、初月で10万の売上を達成、半として本業の2倍の収入を得るようになりました。
8. 週末起業で成功するポイント
週末起業で成功するにはどのようなポイントに気をつければいいのか、ここでは僕自身の経験を通じて感じた「週末起業で成功するポイント」をご紹介します。
8-1. 週末起業で成功するポイントは「とにかく早く成果を出すこと」
成果が出ないビジネスを何ヶ月〜何年も続けられる人はそうそういません。
例え好きな仕事であっても収入が一切なく、闇雲に時間を浪費している内にその仕事自体が嫌いになってくることもあります。
そのため週末起業では最も大事なことは「とにかく早く成果を出すこと」です。
早く成果を出し、売上という目に見える成果を出すことで、モチベーションを維持し、週末起業を根気よく続けていくことができます。
週末起業ではとにかく早く成果を出すことにこだわっていきましょう。
8-2. 週末起業の収入が本業の給料を上回ったら独立を検討するいいタイミング
週末起業が軌道に乗ってくるとやがて本業の収入を越えてくるでしょう。
そうなったら週末起業から実際に起業、法人設立に移行することを検討してみる頃合いです。
平日フルタイムで働けると
- 実作業の時間が多く取れる
- 営業時間が取れる
- 緊急の依頼に対応できる
など、これまで週末起業では制限されていたことができるようになります。
もしくは土日に働いていた分を平日に作業し、残りの時間を好きなことに費やすのもよいでしょう。
週末起業で安定的な収入を得ることで、自分のやりたかった仕事や時間の使い方ができるようになります。
そのため、本業の給料を上回ったら独立を検討してみては如何でしょうか。
8-3. 週末起業には周りの理解が欠かせない
週末起業には家族や恋人など周りの理解が必要になります。
例えば、家族やお子さんがいる方が週末起業に挑戦すると、どうしても家族との時間が奪われてしまいます。
僕の周りにも家族との折り合いがつかず、最悪の場合離婚に至った、という方もいます。
そのため、週末起業に挑戦する前にまず家族や恋人の理解をえるようにしましょう。
僕の場合は、起業した今でも土日は仕事に費やすことが多いですが、その分家族との時間はすごく大切にしています。
自分で昼食、夕飯を作ったり、子供とでかけてみたり、夫婦の会話の時間を作ったり、そういった家族との時間を大切にすることで理解を得ることができるでしょう。
不思議なもので家族からの応援があると仕事にもいい影響をもたらします。
「業務中は仕事に集中できるのは家族の理解があってのことだな」と僕は思います。
そのため週末起業の際には周りの理解を得られるように努めることをおすすめします。
9. 週末起業の必要な準備はこれ
週末起業に必要な準備としては2点あります。
それは
- 個人事業主の開業届の提出
- 税金の対策
の2つです。
9-1. 個人事業主の開業届の提出
週末起業で継続的にビジネスを続けていく際には、個人事業主の開業届けを税務署に提出する義務があります。
ただ義務といっても、届け出がない場合の罰則がないため、開業届けを出さずにビジネスをしている人も大勢います。
ある日突然税務署から電話が来ることに怯えるのが嫌な方は個人事業主の開業届けを提出しておくとよいでしょう。
法人の登記でなくていいの?と思う方もいるかもしれませが、年間利益が目安として600万円以下であれば、法人化しても税金面でのメリットがないため(むしろ決算や法人住民税などで支払いや面倒事が増える)、年間利益が600万円以下であれば個人事業主として事業を行うことをおすすめします。
9-2. 税金の対策
個人事業主の届け出を出した場合には、年末に確定申告を行う必要がありますので、税金対策を意識する必要があります。
例えば、年間100万の売上があったとして何も節税をせずに確定申告を行うと、10万円以上の税金がかかります。
せっかく100万円売上があっても10万円も税金で持って行かれるのは嫌ですよね?
ですがしっかりと節税を行えば税金を最小限に抑えることができます。
その際に必要になってくるのが、領収書やレシートです。
個人事業主では事業に必要な支出はすべて経費として計上することができます。
- 取引先との飲食代
- 作業場の通信量
- 事業に関連する図書代
なども事業に必要な経費として計上することができるため、領収書やレシートは保管しておかなければいけません。
経費計上や青色申告など、節税対策を行うことで納税額を0にすることも可能です。
まとめ
週末起業を経験することで「自分で売上を作る力」が手に入ります。
例え月数万の売上でしかなくても、全く売上を作ることができなかった自分よりは遥かにレベルアップしていることでしょう。
そうした経験は必ず本業でも活きてきます。
週末起業はリスクゼロでスキルアップにもなり、夢の実現に近づくこともできます。
この記事があなたの週末起業への第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
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