ローコードやノーコード開発の成功事例!8つの事例を交えて解説

最小限の労力とソースコードで業務アプリケーションなどを開発することができるローコード開発をご存知でしょうか。

この記事ではローコード開発について触れ、メリットや成功事例について紹介します。

これから業務用アプリケーションを開発したい、新しい事業展開を考えている担当者様に必見です。

ローコード開発とは?わかりやすく解説

ローコード開発とは?

ローコード開発とはなるべくコードを書かないでアプリケーションを短期間で開発できる手法です。

コードを書かないため、GUI(Graphical User Interface)と呼ばれる視覚的に操作がしやすいインターフェースと呼ばれる視覚的な操作を用いることで開発を進めることができます。

Webブラウザやクラウドを使いパソコンの画面上で必要なものを選んで組み合わせていきながらアプリケーションやソフトウェアを作成していきます。

基本的にコードを書かないためプログラミングの知識がなくてもプログラムを作ることが可能です。

 

ノーコード開発との違いは?

ローコード開発を検討する上で「ノーコード開発」という言葉に触れることもあります。

ノーコード開発開発とはWebブラウザのGUIのみで開発を行う手法でコードを全く記載しません。

こちらの開発方法であれば専門知識を必要としないため誰でも開発できるのがメリットですが、コードが使えないため細かい部分での調整や修正ができないデメリットがあります。

ノーコード開発は開発ツールによってできることが大きく変わるため目的に適したツールを選ばなければなりません。

 

ローコード開発を採用するメリット

ローコード開発のメリットとしては開発期間を短くできることです。

あらかじめ用意されているものを組み合わせてアプリケーションを作れるため開発工程が簡略化でき工数を削減できます。

開発工数が減るということはその分費用削減、人員コストを抑えることに繋がり1から開発するよりも開発費用を抑えることができるのです。

また、ユーザー自身が開発に加わることも可能なので要件定義やデバック作業が基本的に不要になります。

また先程もお伝えした通りコードをほとんど必要としないため記載ミスによるトラブルや余計な工数がかかりません。

 

ローコード/ノーコード開発の導入事例や成功事例

10個以上のアプリを開発し、業務効率化を実現

ヤマダデンキを中心に家具やインテリアなど幅広い事業を展開する「株式会社ヤマダホールディングス」はノーコード開発により10個以上の業務アプリケーションを作り運用しています。

事業拡大により紙による業務が増え続けて業務負荷の高まりが問題視されていましたが、ノーコード開発により業務プロセスを効率化することで1週間以上かかっていたものが即日にでき、1年間で約300時間の業務時間を削減することに成功しました。

ノーコード開発で業務アプリケーションを開発したことで承認スピードが大幅に改善し、デジタル活用を加速させる組織へと発展していきました。

参考:「SmartDB」でDXの土台となる内製化基盤を構築~10以上の業務を現場主体で続々とノーコード開発~

 

紙での押印を電子化し、業務効率化を実現

即席麺やスナック麺などインスタント食品を主力とする「日清食品グループ」ではkintoneというローコード開発ツールを導入し素早くペーパーレス化を実現しました。

今までは紙の決裁書に捺印をするハンコ文化が残っており、その結果申請の進捗状況の把握が難しく過去の書類が行方不明になる、探すのに時間がかかるなど無駄な時間も多くありました。

アプリケーションを導入したことで承認スピードが早くなりデータの一元化ができるようになり、申請の状況の把握や書類管理も容易になり生産性の向上に繋がったのです。

参考:日清食品グループ 様の導入事例 

 

奈良市のデジタル市役所の構想実現に採用

ローコード/ノーコード開発における成功事例は民間だけでなく行政にもあります。

奈良市では多くの市民が知りたい情報を素早く見つけられるように開発に取り組みました。

その一つとして子育て中の書類手続きをスムーズにするための施策を実施しました。

具体的には、まずホームページ上でアンケートをとることで子供の年齢を調査しました。

その後、子供の年齢に応じてホームページに表示する情報を変更したり、ポップアップの内容を変更しました。

その他にも必要な手続きや書類をビジュアル込みで案内するなど市民がわかりやすいホームページに向け試行錯誤しながら、将来的に実現したい行政サービスに向かって努力しています。

参考:市民に信頼される最先端の行政サービスを。奈良市が目指すデジタル市役所構想とKARTE活用 

 

スタンプカードなどアプリを介した集客により売り上げアップ

アパレル事業を展開する「株式会社ライトオン」はノーコード開発により店舗とECの融合を実現しアプリ経由で売り上げが141%になる成功事例を出しました。

もともとアプリを運営していた株式会社ライトオンですが、2021年3月に専門知識のいらないノーコード開発でアプリをリニューアルし、その後のアプリのアップデートもすぐさま行い進化を続けています。

スタンプを集めクーポンを付与することで集客や販売の促進に繋げ、加えて店舗スタッフが接客の際にレジでアプリのメリットをお伝えすることで再来店へとつなげオンラインとオフラインの融合を実現しました。

アプリのリニューアルとなれば「オンラインで完結」がイメージされるかもしれませんが、株式会社ライトオンでは店舗とECを活用しお客様との接点がより強化されるように工夫したのです。

参考:店舗、ECの融合、顧客接点の強化でアプリ経由売上が141%に

 

手軽な機能の追加により効率的にECサイトを運用

東京を中心に全国の店舗でスペシャルティコーヒーを提供している「ブルーボトルコーヒー」は自社のECサイトを構築するために「Shopify」を導入しました。

その結果、手軽な機能の追加により効率的にECサイトを運営することに成功しました。

運用をする上で必要な機能があればすぐに導入ができるため、効率的にサイトを更新していくことができました。

また従来、自社のECサイトを構築しようと考えた場合、最低でも1年間、費用は数千万〜数億になることもありますが、ノーコード開発により費用と開発期間を抑えることに成功したのです。

参考:ブルーボトルコーヒーが語る「Shopify Plus」を活用した自社ECサイト運用のメリットと課題とは

 

お問い合わせのシナリオ設計により、顧客に柔軟に対応。

 

40万名の方に利用されているカゴメ健康直送便を運営する「カゴメ株式会社」はチャットサポートシステムをリニューアルしたことでユーザーが大幅に増加しました。

今まではスタッフが対応する有人チャットで問い合わせに回答していましたが、有人のため対応が営業時間内に限られてしまっていました。

そういった中でお客様のライフスタイルの多様化が進むにつれ、いつでも気軽に問い合わせを行う必要があると考え、チャットボットを導入したのです。

有人にしか対応できないお問い合わせの場合は、チャットボットから履歴を読み取ることができるため、情報の引継ぎをすることができ、お客様への案内もスムーズになりました。

また、日々の変わるお問い合わせに対しては、様々なシナリオをカスタマイズできるシナリオ設定機能を活用しました。

そうすることで素早くシナリオのチューニングを行い、顧客満足度の向上を図りました。

参考:チャットサポートシステムをChatPlusにリニューアル、導入から3ヶ月でユーザー数は3倍増! お客様のライフスタイルの多様化に応えられるデジタルシフトを推進

 

会議室の申込をデジタル化することで業務時間外も対応

会員制コワーキングオフィスやレンタルオフィスを展開するKRP BIZ NEXTでは、フォームメーラーが活用されました。

フォームメーラーとは豊富な項目や入力欄から選択し、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、独自のフォームを簡単に作ることができます。

KRP BIZ NEXTでは、レンタル会議質の申込を紙で行っていました。

今までは紙での申込みしかできないため、営業時間外の予約は受け付けることができませんでした。

そこで申込をフォームに変更することで業務時間外にも対応することが可能となりました。

お客様は一目でどの日に会議室が空いているのかわかるようになり予約もしやすくなり、営業時間外でも対応できるようになりました。

この他にもイベントの申込みやアンケートフォームとしての使用、その他オプションもWeb申込みで対応することで煩雑なプロセスを簡易化することに成功しました。

参考:お客様との間で起きる郵送のコストや手間を削減。紙媒体から フォームに変えて受講者が増加!

 

AI開発プラットフォームを活用し、目視検査作業を効率化

兵庫県神戸市に拠点がある吸湿材メーカーの「株式会社三和」は吸湿材の不良品がないか検査員による目視検査を行っていました。

しかし、目視検査だと検査員の負担が大きく、また生産性スピードも安定しないため自動化を決意しAI開発プラットフォームを元に開発されたAI外観検査導入サービスを導入しました。

それにより生産性も上がり、精度も上がってきたとのことです。

現在は目視検査と並行しているとのことですが、AIの精度をさらに上げていずれはAIだけで検査する体制を目指しています。

参考:圧倒的スピードでAI画像検査を導入〔株式会社三和〕

 

まとめ

ローコード開発のメリットや事例について紹介をしました。

フルスクラッチで開発する必要がないのでその分コストや開発工数を削減できます。

ローコード開発ツールは様々あり、もしマッチングサイトの開発を考えているなら当社の「マッチングクラウド」がおすすめです。

少ない開発開発コストで理想のマッチングサイトが開発可能です。

また後に必要になった機能も追加費用は0円。

様々なテンプレートを用意しているためオリジナル性のあるサイトも作ることができます。

新しいビジネス、マッチングビジネスを考えている方はぜひマッチングクラウドをご検討ください。

マッチングビジネスは経験や高度なスキルも不要で、
参入ハードルの低いビジネスモデルです。

ですが、実際にサービスを始めてみると

  • 紹介者は多いけどなかなかマッチングまで発展しない
  • リピーターが増えない
  • 毎月数件マッチングするけど全然儲からない

そんな問題に直面するケースがほとんど。
過去には「500万円かけて作ったマッチングサイトが1件も売れずに撤退した」というケースもあります。

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