様々な理由で行われるM&Aですが、マッチングサービスが活用されていることはご存知でしょうか。
今回、この記事ではM&A業界の市場規模やその理由についてお伝えするとともに、M&Aが進みそうな業界や、今話題になっているマッチングサイトについて詳しく紹介します。
また、マッチングサービスを開発する際のおすすめの方法やメリットについてもお話していきます。
マッチングサイトについて興味がある方はぜひ参考にしてください。
目次
M&A業界におけるマッチングサービスとは?
M&A業界の市場規模
国内のM&Aの総件数ですが1985年は年間約260件だったのが2021年では年間約4300件と約35年で16倍以上に増えており、現在市場規模が拡大しているのがわかります。
その理由としては経営者の高齢化によるものと後継者不足が挙げられます。
中小企業の経営者の引退は平均して70歳と言われておりますが2019年に調査した社長の年齢調査においては社長の平均年齢は59.9歳との結果が出ました。
その一方で後継者の育成には最低5年はかかると言われており、自社内の育成に時間とコストがかかります。
5年〜10年でしっかりと経営者を育成することができれば良いですが、その間にビジネス環境が変化することも多く、企業価値が下がってしまうことも十分に考えられます。
また人材不足により、そもそも後継者を育成できない事業も存在しています。
そのため、事業継承の一つの手段としてM&Aの検討は非常に重要と言えるでしょう。
M&A業界におけるマッチングサービスの特徴
M&A業界におけるマッチングサービスとは「事業の売却を考えている企業」と「事業の買収を考えている企業」をマッチングすることを指します。
先ほどもお伝えした通りM&Aのニーズは増えてきており、マッチングサービスは少ないコストで利用することが可能です。
M&Aのマッチングサイトを活用すると以下のメリットがあります。
- 単独で探すよりも多くの企業にアプローチができる
- 直接企業にメッセージを送れる
マッチングサイトを活用することで効率的に取引先を見つけることができ、直接企業にメッセージを送れるため仲介業者のスキルに左右される心配もありません。
今後M&Aが伸びそうな業界
年々M&Aが増加していると言っても全ての業界で増えているわけではありません。
今後M&Aが伸びそうな業界の例として「IT業界」が挙げられます。
IT業界ではIT人材や技術力を確保するために、今後M&Aが進むことが予想されています。
現在では、DX化が進んだ背景もあり、多くの企業でエンジニアなどのIT人材が必要とされています。
しかし、IT人材には専門性が必要なことからも、需要に対して供給が追いついておらず人材不足に悩まされています。
また、IT業界は技術の移り変わりが速く、自社の技術が世間と比べ遅れていくことも考えられます。
そのため、M&Aを行うことでIT人材や他社の技術を確保する動きが出てきています。
最近では個人が行うスモールM&Aも注目されている
M&Aと聞くと資金力のある大企業が行うイメージがありますが、近年では脱サラや資産形成の一つとして個人が店舗や企業を買収するケースも増えてきており、これをスモールM&Aと言い、現在注目されています。
注目される理由としては後継者が見つからず、会社を手放すしかない中小企業が増えているからです。
廃業をするのも一つかもしれませんが、今まで育ててきた事業を簡単には手放せません。
M&Aが成功すれば事業の存続はもちろん、経営者にまとまった資金が手に入り、個人は設備投資や時間的などのコストを大幅に抑えられます。
M&A業界においてマッチングサービスが必要な理由
売却先を効率よく探すため
M&A業界において売却先を効率的に探すためにはマッチングサービスが必要です。
自社で候補企業を探す場合は多くの手間や費用がかかります。
また一般的なM&A会社に依頼をしても候補先が見つからない場合は着手金のみ支払って契約が終わるパターンもあります。
上記のこともあり中小企業の経営者はM&Aに決断ができないことも多いですが、マッチングサービスを上手く活用すれば豊富な選択肢から候補先を選び、最終的なコストも抑える事が可能です。
効率的に企業にアプローチするためM&Aを行う会社が紹介できる案件には、地域や業種、案件数などの制限がある
マッチングサービスには多くの企業や個人が登録しており選択肢が豊富にあり効率的に企業にアプローチすることが可能です。
数多くの企業が登録していることは、自社の後継者になりえそうな企業だけを見つけ効率的に企業にアプローチができます。
話題のM&Aマッチングサイト6選
バトンズ
引用:バトンズ
バトンズは2022年における会員数・成約数がNo1になったM&Aサイトです。
設立は2018年と新しいですが優れたサポート内容から会員数が増えてきました。
※日本マーケティングリサーチ機構調べ
取り扱い案件はマッチングサイトを活用し全国規模に対応、利用料も無料でコストは成約時に買い手のみに発生します。
また、M&Aの成約もスピーディーであり平均3ヶ月、最短事例では1週間で成約しています。
優れたサポートが成約まで無料で支援できるため、M&Aサービスで話題が上がっています。
TRANBI(トランビ)
引用:TRANBI(トランビ)
TRANBI(トランビ)は会員数11万以上を超える業界最大級のM&Aプラットフォームです。
Gomez M&Aプラットフォームサイトランキングでは総合第1位を2年連続受賞するなどしており、質の高いサービスを誇っています。
企業のM&Aだけでなくレンタルスペース、民泊など様々な案件を全国で抱えているのが特徴で専門スタッフによるサポートも手厚いです。
利用料金は3プラン用意されており、売却希望価格によって選ぶことができ、定額制で利用することが可能です。
個人M&Aから大規模M&Aまで様々な案件があり成約率も高く話題になっているサイトになります。
M&A総合研究所
引用:M&A総合研究所
M&A総合研究所は株式会社M&A総合研究所が運営しているマッチングサイトです。
M&A成約まで最短3ヶ月、平均6.2ヶ月とスピーディーで年間の問い合わせは5000件以上の実績を持ちます。
また、経験豊富なM&Aアドバイザーのフルサポートが受けられるため、M&A初心者にもおすすめです。
M&A総合研究所はAIマッチングアルゴリズムを導入しており、独自のデータベースを参考にしてAIシステムでマッチングする可能性が高い会社を選出します。
このシステムにより異業種間のM&Aの実績もあります。
ラッコM&A
引用:ラッコM&A
ラッコM&AとはWebサイトの売買に特化したM&Aサービスです。
ブログやホームページも今では立派な資産となっており、WebサイトもM&Aの対象となり「サイト売買」とも言われています。
ラッコM&Aは高い集客力により幅広い層にリーチが可能であり、サイトの売却を無料で行うことができます。
また、リーガルサポートも無料で利用ができ、サイトの移行も代行してくれるため売り手も買い手も手間がかからず、サイトの売買にかかる時間を最大限短縮してくれるM&Aサービスです。
スピードM&A
引用:スピードM&A
スピードM&Aは譲渡価格100万円〜の小規模案件から30億や50億といった大規模案件まで手掛け、零細企業でも買い手が見つかる可能性がある規模やジャンルの案件を取り扱っています。
M&AでわからないことがあればM&Aコンサルタントに無料で相談することができ、仲介業務も引き受けてくれるプランもあります。
売り手側は手数料が無料で、買い手は成約時に価格に応じた手数料がかかります。
またプランによっては仲介手数料が発生します。
インターネットを活用した直接交渉により、平均3ヶ月のスピード成約を売りにしているM&Aマッチングサイトです。
飲食M&A
引用:飲食M&A
飲食M&Aとはその名の通り、飲食に特化したM&Aサイトです。
飲食店や食品事業と1店舗から複数店舗までM&Aができます。
飲食店に特化しているため買い手は飲食店を経営したい方や食品企業に興味のある方ばかり、さらに会員数24万人のネットワークを活かして最適なM&Aができます。
プランには専門スタッフが描いて探しから成約まで仲介してくれる「フルサポートプラン」から募集内容の作成から契約まで売り手側が行う「セルフプラン」のサービスの2種類から選ぶことが可能です。
フルサポートを受けるには仲介手数料などの費用がかかりますが、サポートが手厚くセルフプランは成約手数料などがかからない代わりに基本的に全て自分で行う必要があり、予算や知識の有無で決める方が良いでしょう。
パッケージ開発で最短でM&Aサービスをはじめる
マッチングサイトを活用しM&Aサービスを始めるならパッケージ開発がおすすめです。
短期間での開発でいち早くサービスを展開し運用ができます。
また、手間がかからない分、コストを抑えることができ、サービスの成長に合わせてマッチングサイトの機能追加も安易に行えます。
そのため市場のスピード感に対応することも可能です。
まとめ
M&Aの市場規模や話題になっているマッチングサイトについて紹介をしました。
今後も市場規模は伸びて行くと予想されるため新規事業を考えている企業様は狙い目です。
もし、M&Aのマッチングサイトの開発を考えているなら、当社のマッチングクラウドへご相談ください。
豊富なデザインでオリジナリティのあるサイトが作れるのはもちろん、集客やサポートをしっかり行いビジネスに専念できる体制を築きます。
マッチングサイトの開発にはぜひマッチングクラウドをご参考ください。