ソフトウェア開発とは?内製化と外注どちらの方が良いのか

ソフトウェアの開発方法は多岐に渡り、外注するべきなのか自社開発するべきなのか判断に迷っている人も多いでしょう。

そこで、本記事では、ソフトウェア開発を内製化と外注で行う場合のメリットとデメリットを比較していきます。

他にも、外注する際の流れや外注先を選ぶポイントなどについても解説していきます。

是非本記事を読んで、ソフトウェアの開発方法選びの参考にしてみてください。

 

ソフトウェア開発とは?

ソフトウェア開発とは何か?簡単に解説

IBMによると、ソフトウェア開発とは、ソフトウェアの作成や設計、展開やサポートのプロセスに特化した一連のコンピューター・サイエンス活動のことです。

ソフトウェア開発は、ソフトウェア・エンジニアやソフトウェア開発者によって行われます。

開発はそれぞれが独自で行うのではなく、それぞれの役割で協力しながら行われます。

また、ソフトウェア開発には科学者やデバイス製作者、メーカーなどの専門家も関わります。

ソフトウェア開発とシステム開発の違い

ソフトウェア開発とシステム開発の違いとして、ソフトウェア開発はシステム上で動くアプリケーションの開発のことを指し、広義の意味としては、ソフトウェア開発はシステム開発の1つとして捉えられる場合もあります。

ソフトウェアの種類

ソフトウェアは主にオペレーションシステム、プログラミングソフトウェア、アプリケーションソフトウェアの3つの基本タイプに分けられます。

オペレーティングシステムは、運用上の必須となるコア機能を担います。

身近な例だとスマートフォンに搭載されている「ios」が挙げられます。

プログラミングソフトウェアは、プログラマーが開発をするために必要なツールを動かすためのソフトウェアです。

例えば、プログラミングをするためにコードを書くツールである「Sublime Text」が挙げられます。

アプリケーションソフトウェアは、実際にユーザーが使用するアプリで、タスクを実行するために必要なソフトウェアです。

例として表計算ソフトである「Microsoft Excel」が挙げられます。

 

内製化と外注のメリットとデメリットを比較

内製化外注
メリット

・開発のノウハウを蓄積することができる。

・外注するよりコストを抑えることができる。

・開発に必要な設備投資をしなくてもよい。

・ノウハウやエンジニアなしで開発することができる

デメリット

・開発に必要な人材を採用・育成しなければならない。

・ノウハウや設備投資が必要となる。

・内製でシステム開発するよりもコストがかかる。

・開発のノウハウを社内に蓄積できない。

内製化するメリットとデメリット

コストを抑えることができる

外注する場合と比べ、内製化することでコストを抑えることができる点は最大のメリットだと考えられます。

ただし、内製化する場合、設備や人材への投資が必要になります。

複雑なシステムや高度な人材を必要とする開発を行う場合は、想定以上にコストが大きくなってしまう可能性もあるため注意が必要です。

ノウハウが必要

外注せずに内製化を行う場合、開発のためのノウハウが必要です。

ただし、ノウハウを蓄積するためには内製化での開発の経験を重ねることが重要です。

いきなり、高度なシステムを開発することは困難なため、高度なシステムを開発する場合は外注も検討すると良いでしょう。

外注するメリットとデメリット

準備する必要がない

開発を外注する場合、人材の採用や育成、設備の準備など、開発のためのリソースの投資が必要なくなります。

最近ではエンジニア不足により人材の確保が難しくなっています。

そのため、開発設備を用意するにも、開発用のマシンやそれを設置する開発用の部屋などの出費が大きくなることが予想されます。

開発コストや時間の面で準備に大きなリソースが必要になっている点を、外注することでコストカットに期待できる点はメリットだと言えます。

社内にノウハウが蓄積しない

開発を外注することで、ノウハウやスキルが自社に貯まらなくなってしまいます。

DXの推進が行われていたり、システムの保守が必要だったりということを考えると、システムを開発した後もITスキルが求められる場面も多いでしょう。

こうしたことを考えると、社内で開発をしないためにノウハウが蓄積しない点はデメリットとして挙げられます。

 

【外注する場合】ソフトウェアを開発するまでの流れ

開発したいソフトウェアの要望を伝える

はじめに、委託者の方で外注先の企業に開発したいソフトウェアの要望を伝えることが必要になります。

この時に重要になるのが、RFPをまとめることです。

RFPとは、Request For Proposalの省略で、提案依頼書のことを示します。

開発したいシステムについての仕様や利用目的、希望納期などがA4用紙1枚ほどのドキュメントになっており、これを元に開発を依頼することでイメージに合ったシステム開発を行うことができます。

要件定義をする

要件定義は事前に作ったRFPを元にどのような機能が必要なのかをまとめる工程になります。

主に、外注先の企業が求められる仕様に対して、どのような機能で実現するかに回答していきながらシステムの詳細を決定していきます。

少しのやり取りですぐ決定してしまうのではなく、繰り返しお互いの要望と認識を詳細にすり合わせるようにすることが成功のポイントです。

基本設計と詳細設計を行う

設計とは、要件定義を元にシステムの内容を設計していく工程です。

基本設計は外部設計とも呼ばれ、開発するソフトウェア全体像やアウトラインなどを設計します。

具体的には、機能一覧や画面一覧、業務フロー図などを定めていきます。

また、詳細設計は内部設計とも呼ばれ、ソフトウェアの内部構造を機能単位で設計していきます。

システム開発をする

設計が決まれば、実際にプログラミングをしてシステム開発を行っていきます。

委託者の中には、このプログラミングをする工程から外注が始まると考えている人も少なくないですが、実際には設計に基づいて実装するだけの工程なので、以前の設計までの工程の方が外部に委託する開発では重要だと言えるでしょう。

納品がされる

開発が終了すればシステムが納品されます。

システムは開発して終了ではなく、完成したものを導入・稼働させることに意味があります。

納品されるマニュアルをもとに社内で運用できる体制を整えるなど、導入後すぐに稼働できるように必要な準備を事前にしておきましょう。

開発後は保守運用を行う

システムの完成後も、トラブル対応やメンテナンスなどの保守運用作業が必要になります。

保守運用業務は自社のエンジニアで行える場合もありますが、外注してシステム開発を行った場合は保守運用も外注となることが多いでしょう。

保守運用に関しても別途料金がかかるため、事前に保守運用にかかる金額も含めて計算しておくことが重要です。

 

ソフトウェア開発で企業選びに失敗しない4つのポイント

求める機能を開発できるか

外注によってシステムを完成させても、求めている機能が実装できなければ、システム導入の効果は薄いでしょう。

あらかじめどのようなシステムを作りたいのか、求める機能を明確にして説明し、開発企業に伝える必要があります。

しかし、どのようなシステムを作りたいのか上手く説明できない場合も少なくないです。

そのため丁寧なヒアリングを行い、具体的に形にしてくれるようなコミュニケーション能力を持った企業を選ぶことは1つのポイントだと言えるでしょう。

他にも、求める機能を実装するための技術力が高い企業を選ぶなど、費用面だけで選ばないようにすることが重要な点です。

費用が予算に合うか

費用が予算に合うかどうかは、企業選びで重要なポイントです。

この時に気を付ける必要がある点が、保守・運用の費用も予算に含める必要があるという点です。

システムはリリースして終わりではなく、定期メンテナンスやトラブル対応などの保守・運用業務が必要になります。

これらの業務も外注する場合、継続的に保守・運用の費用が必要になるため、リリース後の運用・保守の費用も予算に含めて計算するようにしましょう。

リリースのタイミングに間に合うか

システム開発を外注したものの、希望した納期にシステムが完成せず、リリースのタイミングに間に合わないという失敗事例はよくあるものです。

システム開発の途中での仕様変更や、お互いの認識違いによる手戻りが発生すると、作業に遅れが生じ、開発終盤であれば期限内に完成させるのは困難になります。

こうした問題を防ぐためにも、頻繁にコミュニケーションを取りながらスケジュールを調整することが必要です。

スケジュールを細かく調整するためには情報の共有が欠かせないため、技術力だけでなく、細かいコミュニケーションをとることができる企業を選ぶことが重要です。

信頼できる実績があるか

外注の企業を選ぶうえで、実績は必ず確認するようにしましょう。

特に、実績の中でも、開発したいシステムに関する実績が豊富かどうかに注目することがポイントです。

システム開発会社の中でも、会社によって得意とする業界や分野などが大きく異なります。

 

パッケージ化された機能を組み合わせる方法もある

外注の方法について説明してきましたが、改めて外注はコストが大幅にかかります。

一方で、内部に人材やノウハウなどのリソースがないため内製化することができず、外注するしかないという企業もあるでしょう。

こうした問題を抱えている場合、ケースにもよりますがパッケージ開発を行うことで問題が解決できることも多いです。

パッケージ開発とは、あらかじめ用意された機能を組み合わせるだけで最低限の知識だけで開発が行える方法であり、必要なスキルやかかるコストが少ない点が特徴です。

 

まとめ

本記事では、ソフトウェア開発とは何かについての説明から、内製化と外注のメリット・デメリットの比較、外注でソフトウェア開発する流れや外注する企業選びのポイントについて解説しました。

また、外注はコストがかかるものの、内製化はハードルが高いという場合にはパッケージ開発が効果的であることについて紹介しました。

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