マッチングサイトを作りたい!と思って制作方法を調べているうちに、無料で使えるWixを使って自作する方法を考えた人もいるでしょう。
そこで、本記事ではマッチングサイトの制作方法からWixの特徴やWixのメリット・デメリット、Wixはマッチングサイト制作に向いているかについて解説します。
マッチングサイトの制作方法やWixを使ったサイト制作に関心がある人は是非最後まで読んでみてください。
目次
マッチングサイトとは
マッチングサイトの役割
マッチングサイトとは、あるサービスに対して需要と供給をマッチングさせるサイトのことを示します。
サービスの提供者はマッチング手数料や掲載手数料などをユーザーからもらうことで利益を出します。
近年ではマッチングシステムの機能や、使われる場面が多様化しており、専門性の高いマッチングサイトが増えています。
マッチングサイトの例
マッチングサイトは生活の中で幅広く浸透しています。
具体的な例を以下に挙げます。
☑ 具体的な例
- 出会い系マッチングアプリ
- 求人サイト
- 人材紹介サービス
- フリーマーケットアプリ
これらのマッチングサイトは昔から存在していましたが、最近ではリモート化が普及し、需要が高まったことから、注目されるようになっています。
また、マッチングする対象が企業か個人かによって、BtoB、BtoC、CtoB、CtoCなど、マッチングサイトの中でも細かく分類することができます。
マッチングサイトの開発方法
開発の手段
スクラッチ開発
スクラッチ開発とは、システムを1から構築する方法のことを示します。
完全に新しいシステムをオリジナルで開発するため、会社ごとに最適化された構築や、オリジナリティの高い構築を実現することができる点がメリットとして挙げられます。
一方で、他の開発方法と比較して、コストがとても高いことがデメリットとして挙げられます。
開発期間も長期間になることが多いため、大企業などに向いている構築方法と言えるでしょう。
パッケージ開発
パッケージ開発とは、既に作られているシステムを使いサイトを構築する方法を示します。
パッケージは基本的に、企業による製品のため、購入コストやライセンス使用のためのランニングコストが必要になりますが、目的に特化したものが多く、初心者でも簡単に短時間で高クオリティのものを作ることが可能です。
基本的にはこちらの方法を使って開発することが一般的でしょう。
後ほど詳しく説明しますが、Wixもクラウド型のパッケージシステムの1つとなっています。
開発する方法
外注する
専門の企業に依頼して、サイトを制作してもらう方法になります。
自分で作るのと比較すると大幅にコストがかかってしまいますが、クオリティやサポートには期待できるでしょう。
ただし、外注した結果目指していたものと違うものができてしまったり、失敗してしまったりという事例も少なくないので、注意が必要です。
自分で作る
オープンソースやパッケージを用いて自分で制作する方法です。
外注する方法と比較すると大幅にコストを抑えられる点が特徴です。
経験や知識が少ない人の場合、開発の途中でわからないことが発生したり、挫折してしまったりというケースも頻発するでしょう。
技術や能力に自信がなければ、簡単な操作で開発が可能なため、サポートも受けやすいパッケージを用いた開発をおすすめします。
Wixとは
初心者でも簡単に開発できる
Wixとは、無料でホームページ作成ができるクラウド型のCMS(ホームページ作成ツール)のことを示します。
Wixのサイト制作は、ドラッグ&ドロップだけでも行うことができ、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を知らない人でも利用することができ、他のオープンソースなどと比較しても特に簡単なため、初心者には使いやすいツールだと言えるでしょう。
無料でも使用できる点や、初心者でも簡単に制作が行えることから、多くのサイト制作に用いられています。
Wixの特徴
Wixの特徴としてサイトの機能を拡張するためのWixアプリが数多く用意されている点が挙げられます。
具体的な数としては300種類以上とされていて、その中の一例を以下に紹介します。
Wixアプリの例
- オンライン予約
- ネットショップ
- 問い合わせフォーム
- サイト内検索
- SNS連携
初心者には導入が難しいような高度な機能も、アプリを使うことで簡単に導入することができます。
このように、初心者でも簡単に自由度の高い制作が行えることがWixのポイントです。
WordPressとの違い
WixとWordPressを比較した場合、WordPressの方がWixよりも拡張性やコストの面で優れますが、操作が比較的難しいとされています。
また、WixはWixを提供している会社がセキュリティの対策を行いますが、WordPressはそれぞれの制作者が独自でセキュリティ対策を行うことが必要な点が大きな違いとして挙げられます。
以上のことから、簡単にサイト作りをはじめられるWixと、自由度が高いものの求められるスキルもある程度高いWordPressという風に違いが見られるでしょう。
Wixを使用するメリット・デメリット
メリット
無料で使える
Wixの大きなメリットとして、無料で利用できる点が挙げられます。
独自ドメインの取得や使用などを含めて、一部の機能を利用するためには有料プランへの切り替えが必要ですが、最初は無料プランでも気にせずにサイト制作を行うことができるでしょう。
専門知識が不要
基本操作が簡単で未経験者などでも制作できる他にも、Wixアプリを使うことで高度な機能も専門知識なしに使用することが可能です。
またデザインのテンプレートの数も多く、誰でもクオリティの高いサイト制作が行える点がメリットとして挙げられます。
デメリット
ビジネスには有料プランが適している
基本的なサイト制作に必要な要素は無料プランで揃っていますが、企業のサイトを制作したり、制作したサイトをビジネス利用する場合などは独自ドメインを取得することが必要です。
これは、有料プラン限定の機能となっています。
また、サポート対応や広告の非表示化、サイト解析など、ビジネスとして使う場合にはほぼ必須の機能が揃っていると言えるでしょう。
バックアップ機能がない
Wixには元々バックアップ機能が存在しないため、Wixで制作したサイトを別のWeb制作サービスに移行したり、反対に別のWeb制作サービスで制作したサイトをWixに移行したりすることができません。
また、サーバートラブルなどが原因でサイト内のデータが全て消滅してしまうリスクなども存在します。
Wixでマッチングサイトを開発することは難しい?
Wixは高度なシステムを作ることが難しい
Wixはマッチングサイトに必要な高度なシステムを作ることが難しいツールとなっています。
なぜなら、マッチングサイトに特化したサービスではないため、肝心のマッチングの機能を実装する際に、構想上のアイデアを実現しづらいからです。
仮に、Wixを使ってマッチングサイトを開発したとしても、クオリティが保てなかったり、希望のマッチング精度にならずに、結果的に、別の制作方法で開発し直さないといけない可能性もあります。
そのため、マッチングサイトを自作する場合はWordPressやパッケージを用いて制作することをおすすめします。
外注で作る方法が一番簡単
マッチングサイトを作るうえで一番簡単な方法は外注だと言えるでしょう。
WordPressを使って開発する方法は初心者には難易度が高いというケースも多く、 高いクオリティのものを作ることも難しいです。
しかし、外注を行う場合は多くのコストがかかってしまいます。
どうしてもコストを抑えるために自作したいという場合は、やはりパッケージを使って制作をすると良いでしょう。
こちらもコストはかかってしまいますが、外注と比較するとかなり抑えることが可能です。
制作難易度やクオリティは使用するパッケージによりますが、種類によってはWixのように簡単に制作を行えますし、マッチングサイトに特化したものであれば初心者でも高いクオリティのサイトが作れるでしょう。
まとめ
本記事では、マッチングサイトの制作方法やWixの特徴、Wixのメリット・デメリットや、Wixではマッチングサイト開発が困難なことについて解説しました。
まとめると、Wixでマッチングサイトを制作することは現実的ではなく、WordPressによる自作かパッケージを使った開発、または外注する方法がマッチングサイトの制作には適しています。
開発スキルや予算と見合わせながら適した制作方法を選びましょう。
マッチングクラウドはマッチングサイトに必要な機能を網羅していて、充実したサポートで未経験者でもサイト運営を始められます。
多彩なテンプレートや拡張機能は全て追加費用0円で使用でき、オリジナル性のあるサイトを作ることも可能です。
マッチングサイトをASPパッケージで開発するならマッチングクラウドがおすすめです。